��ｰ2 ページ12
.
夜の7:30をすぎた頃
ドアのベルが何度か鳴る
｢お客さん…結構来ましたね。前からこんなんでしたっけ？｣
大｢晃一のおかげやなぁ…口コミってすごいね｣
晃一さんのおかげ？
人が集まるのは、奥のステージの周りの席
8:00をすぎた頃
歓声と共にステージに出てきたのは、晃一さん
まさか
ステージ上のピアノに手をかけて…
大｢ふふ、すごいやろ｣
こんなに人が集まる理由が分かった
彼が歌っている歌は、失恋ソングのカバー
わたしと同い年とは思えない気持ちのこもり方
低くなく、高すぎない彼の声と、歌詞が中に入ってくる歌い方
いつの間にか、聞き入っている自分がいた
約30分のミニライブ
アンコールも終えて、お客さんが帰っていく
ほとんどが女性だった
大｢お疲れ晃一。今日も良かったな｣
晃｢お疲れ。いや、まだまだや｣
大｢自分に厳しすぎ。今日は上がっていいよ、その代わり、萌々香ちゃん送ってき｣
｢え、いや、いいですよ、そんなの！｣
大｢いーから、夜道女の子ひとりは危険｣
大樹さんにびしっと言われたら、黙ってしまう…
晃｢ええで。着替えてくる、あんた、そこで待っててなー｣
大｢あんたじゃなくて萌々香ちゃんなー｣
大樹さんの話を聞いているのかいないのか、何も言わず奥へ消えた
大｢ごめんなぁ、あいつあんまり女の子と話したことないから笑｣
｢え、でも、お客さん女の人ばっかりでしたよね｣
大｢いや、お客さんとは話さないからあいつ｣
あーたしかに。
話しをするより、聞いてたかも。曲リクエストとかの。
晃｢…行くでー｣
いつの間にか支度を済ませた晃一さんが、出てきていた
大｢萌々香ちゃん、またいつでもおいで｣
優しく微笑まれる
｢はい！｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 347人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すもも(プロフ) - しんちゃさん» しんちゃさん！！！！コメントありがとうございます((o(｡>ω<｡)o))気に入っていただけてほんとにうれしいです！その言葉だけでがんばれます(T_T)貴重なご意見ありがとうございます！！こーちゃん魅力的に描かれていたら幸いです(*^^*)検討させていただきます！！ (2017年2月6日 19時) (
レス) id: 1bd4cae044 (このIDを非表示/違反報告)
しんちゃ(プロフ) - コメント失礼します！凄く好きな話なんでこのまま続くのもいいかもなんですが個人的に晃一くんとくっついて欲しいとか思っちゃってます。 (2017年2月6日 18時) (レス) id: a2cd8ba670 (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - うたのさん！！コメントありがとうございます(T_T)"大好き"だなんて嬉しすぎます！！！また、貴重なご意見ありがとうございますm(_ _)m検討させていただきますね(*^^*)これからもこの作品をよろしくおねがいします(*^^*) (2017年2月6日 6時) (レス) id: 1bd4cae044 (このIDを非表示/違反報告)
うたの(プロフ) - コメント失礼します！この作品大好きです、、このままつづくのも楽しいしおもしろいけど個人的にこういちくんと付き合わせてみてほしいです！(> <;) (2017年2月6日 4時) (レス) id: f4234bd63e (このIDを非表示/違反報告)
すもも(プロフ) - まあ子さん» まあ子さん！！コメントありがとうございます(T_T)楽しみにしてくださる人がいてとーーっても嬉しいです！！！最近更新遅くなりすみません、頑張ります！！！ (2017年1月31日 21時) (レス) id: 1bd4cae044 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すもも。 | 作成日時：2017年1月17日 7時
