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「そういえば、キミはどうして人間になれたんだ？」
彼女のふわっとした雰囲気に気を取られ忘れそうになっていたが、彼女は金魚だ。
なのに何故、ボクと同じような人間になれたのか。
「ごめんね、わたしも分からないの。」
フウは眉を下げ、申し訳なさそうにそう言った。
「目が覚めたらこの姿になっていて・・・」
「・・・そうか」
これ以上彼女に訊いても意味は無いだろう。
彼女自身も何が起こったのかさっぱりという状態なのだから。
「なぁ、キミは何を食べるんだ？」
元は金魚だから金魚の餌か？でも今は人間だから違う方がいいのか？
「うーん・・・あっ！」
何か閃いたとでも言わんばかりの顔をし、野菜室からほうれん草を取り出した。
「これ！これを茹でたやつが食べたい！」
「そんなのでいいのか？」
「うん！これがいいの。」
質素な食事だな、と思いながらボクはほうれん草を手に取りお湯の入った鍋の中へ優しく入れた。
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平和ボケマンボウ(プロフ) - ただの凡人さん» コメントありがとうございます。気が向いたら書いてみようと思います。 (2021年2月28日 23時) (
レス) id: 987adadeae (このIDを非表示/違反報告)
ただの凡人(プロフ) - 『愛しい彼へ』の続きがすごく気になりました！（笑） (2021年2月28日 23時) (レス) id: a29824034d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：平和ボケマンボウ | 作成日時：2021年2月28日 23時
