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視点:A
「認めやしねーよガキ...火影になれたとしてもな。」
ナルトは心底悔しそうな顔を見せた。
ぶっ殺ーす!と今にも殴りかかりそうなナルトをはたけ君は片手で抑える。
その光景に謎の既視感を覚えたが、すぐに任務中だという事を思い出した。
これ以上揉められてはこちらも困る。
「まぁまぁ落ち着きなよナルト、君の夢である火影はそんなにお転婆ではないだろう?」
黄金色の髪をふわりと優しく撫で、ナルトの怒りを鎮める。
その行動に効果があったのか、ナルトは「確かに!」といつもの調子に戻った。
彼が単純で助かったよ、全く。
「ねぇ...タズナさん。」
暫く歩みを進めていると、突然春野君が口を開く。
「何だ?」
「タズナさんの国って“波の国”でしょ。」
それがどうした、何を当たり前の事をと言わんばかりの表情をタズナ君は見せた。
「ねぇ...カカシ先生、その国に忍者っているの?」
するとはたけ君は、いや、いないよと答えた。
まぁ、確かに木の葉に頼ってくるぐらいだから相当小さな国なのだろうね。
当然、忍者もいない。
いたらその忍者達に依頼するだろう。
「...が、大抵の他の国には文化や風習こそ違うが、隠れ里が存在し、忍者がいる。」
はたけ君は続けて、国の在り方や五影、火影君などの事を長々と語り始めた。
私はそれを、右から左へ受け流したが、天才なので大体の話は分かった。
つまり火影君は凄い!って事だろう?
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日向 - 凄く面白かったです!夢主が顔を真っ赤してカカシ先生が期待する所がもの凄く良かったです。 (2022年1月26日 17時) (レス) @page22 id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:平和ボケマンボウ | 作成日時:2021年2月26日 17時