収穫祭、終了 ページ36
NO視点
「タイムアーップ!!
収穫祭全日程終了ー!!
全員スタート地点へ集合〜ッ!!」
「オイ!あれ…問題児クラスだ!!」
「やべ〜!すげぇ迫力…」
「…来るかしら、あの2人」
「フッ…決まっている
こういう土壇場でこそ予想を超えてきた
あの方は必ず我々の想いをのせ"伝説のリーフ"を獲得し…
戻ってくる…!!」
「イルマ&リードだ!」
「何か持ってる!まさか…ッ
あれが10万P!伝説のリーフ!」
想像していたものと正反対のものを持った2人に困惑する皆
「あ"ーッ」
「どいてどいてーッ!!」
「これっ資料と同じ…ッ」
「このアホみたいな形状とムカつく顔…間違いない!
本物の伝説のリーフ!!」
「えぇええ!!」
「でもっ本物ってことは…?」
「10万P獲得だぁああ!!」
「イルマ&リードともに、5万P贈呈!
伝説のリーフ獲得で…優勝ッ…
と、言いたいとこなんだけどねぇ
惜しかったね
あとちょっとで優勝できたのに
彼さえいなければ」
オロバス・ココ__58000P
「さあ!集計は完了!
優勝は…
オロバス・ココー!!」
「オロバス!?」
「マジかよ!?」
「2位の男なのに!?」
予想外の若王誕生にざわつき始めた
しかし、1人の悪魔の声により静まることになる
「異議あ〜り
いや〜よーく考えてみたんですけど…やっぱ間違ってますよ、計算
伝説のリーフ半分こで5万
でも1個忘れてません?ほら、だって…
その"鉢"は単体で2万Pでしょ?」
「……あっ
しっ失礼しました!」
「伝説のリーフなんて初めてだから…つい10万Pだとばっかり…
2万を割って1万Pずつ配分
と、いうことは…
6万Pで、イルマ&リード、逆転優勝ーーー
ッ!!!」
真の若王誕生に、歓声があがった
――
A視点
『…俺達の想い、イルマに託してよかったね』
「あぁ、そうだな」
最終的にリタイアという形にはなってしまったけど、それでも良かったと思えた
『あ〜、でもちょっと悔しいかも』
「何がだ?」
『…またイルマに負けちゃった
リードにもだけど
それでも"信じてよかった"って思えるのはなんでだろうねぇ』
「それはもちろん、トモダチだからだろう!
そして…私達がイルマ様の盾であり、矛であるからだ
我が主君を信じる、それは普通のことだ」
『そっか、そうだよね
…ふふ』
「なぜ笑う?」
『べっつに〜?なんでもないですよ〜!』
その後すぐ、見知った花が咲いたのは皆も知っているだろう
収穫祭は無事に、幕を閉じた
。
60人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桐原ロック | 作成日時:2022年3月25日 0時