【銀魂】真選組副長補佐2 (ページ26)

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第七十三訓アフターケアは大切ページ26

Aサイド

外に出て、床下を覗き込めばそこには退君がいた

もう来てたか、流石監察

しかし、声をかけるまではしなかった。なぜいたのかってなったら面倒くさいからだ

そうして中に戻ると、銀さんがこちらを涙目で見てきた

「お、おい A？これ、お前が作ったのか？」

「違いますよ、私です
さっ食べさせてあげるわ」

「姉御私にやらして」

「ハイハイ神楽ちゃんはお母さんね」

私にはどうしようもなかったと銀さんに目で言えば、諦めがちに目を伏せた

ごめん、銀さん。りんごはあるから許して

そこでハプニングが起きた
妙ちゃんからお椀を受け取ろうとした神楽ちゃんが落としてしまったのだ、あれそこってさっき穴空いてたところでは？しかし、ここまでは良かった

お粥を片付け、妙ちゃんが新しいのを取りにいこうとしたとき銀さんが外へ飛びだしたのだ

「動くなっつってんだろーが！！」

「冗談じゃねェこんな生活身がもたねェ！」

おかげで2人は興奮状態、何やら屋敷を要塞モードとやらにも切り替えた。ちなみにこの要塞と化した原因は近藤さんのストーカー行為らしい。私の上司がすみませんと新八君に謝った

しばらくして、外ではいろいろな機械音や声が聞こえていて、騒々しくなっていた。また銀さん、妙ちゃん、神楽ちゃん、退君以外にも近藤さんの匂いがしているのだ

またストーカーしてる...

このままでは色々な意味で申し訳ないので、台所を借りて料理を作ることにした。

上司の尻拭いは部下がする、ってね

幸いにもまだ食材は残っていたので良かった

カレーや炒飯、お粥など色々作り終え、新八くんに後で食べてねと伝えた

「え、え？！いいんですか？なんかスミマセン」

「うん、近藤さんが色々しているらしいし、銀さんの体のためにもね。だから謝らないで、むしろ謝るのはこっち」

そう言えば、「ありがたく頂きます」と笑顔で返してくれた。私よりも年下なのによく出来た子だと思う、流石ツッコミ←

そして、外が大分静かになった頃、屋敷を出て屯所に帰った。後日、銀さんにはめちゃくちゃお礼を言われました