【銀魂】真選組副長補佐2 (ページ20)

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第六十七訓ページ20

Aサイド

桂の匂いを辿るとその姿が見えてきた、敵は襲いかからないとはいえ邪魔なので斬りながら進んでいく

「「全力で...てめーをぶった斬る！！」」

私がそこに辿り着く前に何やら宣戦布告のようなものをすると、その後私に気づき桂が私の手を引いた

「A殿！すまん！遅かったか！」

「よっ、今日も傷の手当頼んますわ」

「遅くない大丈夫、銀さんは無茶しすぎです」

そういうと桂は私の膝裏と背中に手を回して抱えると、銀さんと共に柵を飛び越え、空中へ飛び込むと桂の背中からパラシュートが開いた

私がいることをあちらは知っているのか、砲撃はしてこなかった。それにしてもカツラは用意周到だ、これ故に真選組からの追跡も逃げてきたのだろう←

「しかし、まさか奴もコイツをまだもっていたとはな...始まりはみんな同じだった。なのに、随分と遠くへ離れてしまったものだな」

懐から、一冊の本を取り出した桂。私には一体なんなのか分からないが大切なものなのだろう。桂は銀さんに覚えているか問うたが、ラーメンをこぼして捨てたらしい。何とも銀さんらしいと思った

そう言えば、聞きたいことが桂にあったのだ

「あ、桂。私の首になんかある？高杉が桂に見てもらえって言ってた」

桂にそれが見えるように首を捻るも何も返って来ない。あれ、見えていないのか？

「桂？見えてない「高杉ィィィィ！！！！ぶった斬るだけじゃ済まさん！！！みじん切りにしてやる！！！」え？」

「ちょおま、揺れんな！落ちる！
てか、何があったんだよ」

「私にも分からないです」

その後も桂はずっと怒っていて、雰囲気が気まずかった。江戸に戻り、銀さんにも手当をしながら見せたらすごく驚いてた。「それ隠しとけ、誰にも見せんな！！」と言われたが何を隠すのかもよく分からなかったのでそのまま屯所に帰った

「ただいま戻りました」

「Aさぁぁぁああああん！！！一体どこ行ってたんですか？！！副長とか沖田隊長とか副長とか副長とかイライラしてて屯所の空気めっちゃ悪かったんですからね？！」

「ごめんね退君、散歩行ってた」

「散歩で済まされると思ってるんですかぁぁ」と退君は頭を抱えていたのだが、私の顔の下辺りを見ると一瞬にして顔が真っ青になった