【銀魂】真選組副長補佐2 (ページ14)

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第六十一訓ページ14

Aサイド

「アンタと一戦交えたい気持ちはあるんだが、紅桜は斬りたくねぇみたいだ。斬るにも足らない相手とみたかそれとも斬ることが出来ないと判断したか...まぁ後者だろうが」

「貴方の事情はどうでもいいです。大人しく捕まってくれませんか？」

「意外とせっかちなんだなァ？急かす女は嫌われるぜ？顔は一級品なのにもったいない」

どうやら大人しく捕まってはくれないようだ。
それに馬鹿にもされているので自分から動くしかない

似蔵との間合いを一瞬にして詰め、そして横を通過する。居合斬りなんて久しぶりだからこんなので倒れてくれるとは思っていない、付けられたとしても深めの切り傷だろう

「くっ...流石だな。だが紅桜が反応しないもんは仕方ないまたどこかで会おう」

「...！」

振り向けば似蔵の姿はなかった。
また取り逃してしまった、なんたって重要な人物ばかり逃がしてしまう自分はなんなのか←
少し自分が情けなくなる

とりあえず、屯所に戻って局長と副長に報告しよう。そう思い、その場から離れた

屯所に着いて、とりあえず今日あったことを局長と副長に報告した。似蔵に会ったことは話してないが

「妖刀か... どんなものかは知らないが気を抜いたらそいつに喰われちまうとな何とか聞いたことあるけどな俺は」

「そんなん刀握った奴の気持ちが弱いだけだろ」

「違うぞ！トシ！武士たるものは常に気持ちは強くあれ！だ！」

「いや、それ矛盾してんだろ」

なんだか違うことで盛り上がってきたので、失礼しますと言い部屋から出た。屯所に帰ってきたとき異様に副長に怪我はないかとか心配されたけどなんだったんだろう

「A、どこ行ってたんでィ」

「あ、沖田隊長、見回りとその報告です」

廊下を歩き自室に戻ろうとしたとき後ろから声をかけられたと思えば沖田隊長だった。
すると、沖田隊長は私に近づいてきた

「何もなかったか？」

「はい、特には。辻斬りについての情報を得た位です」

「いや、そうじゃねぇ。怪我してねぇのかってことでィ」

え、沖田隊長までどうしたのだろうか？一応金獅子であることは話したし、回復力があることも知っている。それでいて気にするということは心配症？？というか、そうじゃねぇって貴方隊長なのにいいのかそれで

まぁ、怪我はしてないと言うと「良かった」と言って自室に帰っていった。私の予想通り心配症だったらしい