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. ページ26

ラウールside



バンッと勢いよく扉を開けると

5、6人で円になって棒みたいなのを振りかざしてて



ラウール「やめて!!!」



そう叫べば、こっちに注がれる視線




その人たちの間から見えた慎太郎くんは

ぐったりしてて、


頭から血が流れてて、

呼びかけても全く反応がない






ラウール「慎太郎くんになにしたんですか?!」

スタッフ「なにって笑。お仕置き?」

ラウール「っ、お仕置きなんて…!!」




何かを言おうとした、


その時、


背中にものすごい衝撃が走って、




ラウール「っ、?!…い“っ、た、!」




後ろに吹っ飛んだかと思えば、

蹴られて部屋の奥まで転がされる





スタッフ「せぇ〜っかく森本くんがお前の身代わりになってくれてたのにねぇ笑」

ラウール「…やっぱり、」

スタッフ「可哀想だねぇ。助けに来たはずなのにこんなんになっちゃって」




無様だねぇ


なんて笑われて、


その笑顔のまま、

また脚が振り上げられて



ギュッと目を閉じて、痛みを我慢しようとした


…けど、


痛みは来なくて、





ゆっくり目を開けると、



俺の前に、

たくましくて、大きな


背中の壁が出来てた





森本「っ、はぁっ、…はっ、はぁっ、」




ゆっくり慎太郎くんの体が傾いて、

俺の方へと倒れてくる





ラウール「っ、慎太郎くん、!」




慌てて体を受け止めれば、

俺の腕の中でぐったりしたきり、動かなくなって





ラウール「慎太郎くん!しっかりして!!」





呼びかけても、全く反応がなくて



本当に、

俺はなんでこんなことをしてしまったのか



守られてるだけで、

慎太郎くんだけずっとずっと傷ついて






俺、本当に疫病神じゃん








ラウール「ごめん、…しんたろうくん、ごめんっ、」





気付けば、ボロボロ涙が流れてきて








きっと、こっちに気を取られすぎてたんだと思う



相手の存在なんて忘れちゃってて、




何か音がすると思って

ふと顔を上げた時、




目の間にはもう、


鉄の棒みたいなのが迫ってて









ラウール「…え、」









脳が震えるような、



頭を潰されるような感覚と共に


視界がグニャグニャになって







勢いよく体が地面に叩きつけられる









なにが起こったか分からなかった



ただ、痛くて、熱くて、痛くて





ラウール「…な、に、…こ、れ…」









最後に感じたのは





頭から、









生暖かいものが流れている感覚だった

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うどん(プロフ) - リクエスト大丈夫ですか?それスノのきのこ狩り(山ロケだったら何でもOKです)をしていたら、白くんがくまに襲われて大怪我しちゃうみたいなのって見れますか??後回しでも大丈夫です (2020年11月3日 23時) (レス) id: be78376f54 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ふっかの心臓病の話書けますか? (2020年11月3日 22時) (レス) id: 5d805cb1c3 (このIDを非表示/違反報告)
おりょうり(プロフ) - リクエストです!舘様が小さい頃から喘息を持っていてダンスレッスンの時に発作が出てしまうお話が見たいです!看病は翔太くん中心でお願いします! (2020年11月1日 22時) (レス) id: 809f062d73 (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、主にお世話するのはふっかさんとめめで、さらにストでは北斗くんが夜尿症で、高地くんと京もっちゃんがお世話してあげていることを知って、変に安心する話をお願いします。 (2020年11月1日 14時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストですが、夜尿症の話は大丈夫ですか? 大丈夫なら、ラウちゃんが夜尿症が治っていなくて、夜はおむつが必要で、スノストでの泊まりの仕事を嫌がるけど、スノのほかのメンバーに協力してあげるからと言われて、安心して参加する話をお願いします。 (2020年11月1日 14時) (レス) id: dee5ef993d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カツ | 作成日時:2020年10月20日 19時

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