原石と雪男、体調悪いんだって 3

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深澤side




深澤「あれ、ラウールは？」




応急処置だけど

佐久間の手を手当してもらって

ちょっとだけ落ち着いた頃、



ラウールがいないことに気づいた




阿部「そういえば頭冷やしてくるって言ってた」

深澤「いつ頃？」

阿部「んー、いつだったっけ」

宮舘「多分30分くらい前」




結構前だな、

どっかで1人ってなると

あいつも最近知名度上がってるし

変な奴に絡まれててもおかしくないよな



岩本「探しに行くか」

深澤「俺も行く」

目黒「俺も、行きます」





他は待ってもらうことにして、

ラウールがいそうな場所を探す


…けど、





目黒「いないっすね、」





なかなか見つからない


電話もしてみたけど

何回しても出ないし、





ちょっと、胸騒ぎがしてくる







岩本「……トイレは？」

深澤「トイレ？でもそんな長時間、」

目黒「いや、でも、」

岩本「…もしものことだったらあり得る」




きっと、照が言ってるのは

最悪の場合のこと




いて欲しくない、

そうなってて欲しくない




そう思ったけど、






目黒「っ、ラウール！！」





真っ青な顔で

荒い呼吸を繰り返して倒れてたのは

正真正銘、SnowMan最年少のラウールで、




ラウール「ごめっ、なさ、」




さっきから

何度も声をかけるけど、

返ってくる言葉は

「ごめんなさい」

これだけだった




深澤「ラウール、一回落ちつこう？」

岩本「息して、俺も真似して。スーッ、ハーッ」




照がおおさげにやると、

ちょっとずつだけど吸えるようになってきて




ラウール「すっ、はぁ、すっ、はぁ」



さっきよりはだいぶ落ち着いて

顔色もだいぶマシになってきた





岩本「なあ、」

ラウール「………」

岩本「もう隠せないの分かってるだろ？」

ラウール「……うん、」

岩本「話せるか？」

ラウール「……うん」





まだ足元がおぼつかないラウールを支えて

部屋に戻る








ラウールは佐久間の手を見た途端、

また顔が真っ青になって



ラウール「ごめんなさい、」




そう呟いた









岩本「じゃあ、どっからがいいかな」

ラウール「…どっからって？」

岩本「お前、結構前からおかしかっただろ」

ラウール「いや、別にそんな」

岩本「…いいから、話せ」







ラウールは


照に見つめられると、



観念したように





ポツポツと話し始めた

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