19話 ページ20
爆豪side
「だから！！ここの文法はこっちの単語を使えっつっただろーが！！！！このバカ犬！！！」
「んでさっき出来てた問題なのに、数字が変わったら出来ねぇんだ！！！」
「社会も理科もまずは法律とか、器具の名称を覚えるとっからなんだよ！！メスシリンダーの名前くらい知っとけ！！！！！」
·
そんなこんなで、1ヶ月が経とうというこの日。
もう一度テストをした。
「……！！」
驚いた。
ここまで変わるのか。
国語は元からそんなに悪くねぇけど、93点と伸びている。
そして数学71点、理科84点、社会68点、
なんと英語が85点だった。
「爆豪サン教え方上手すぎ！！にしても俺凄い！！！」
「てめぇぶっ飛ばすぞ調子乗るな。俺の教え方がうめぇんだよ。」
「知ってる！！！」
にかっと効果音が着きそうなくらい眩しい顔で笑う。
「…………まぁ、あれだ。良くやった。」
と、頭を撫でてやる。
正直、ここまで伸びるとは思わなかった。
こいつは勉強のセンスは皆無だからな。
頑張ったんだろう。
「〜〜！！！…ほ、褒められた！！！」
「は？」
「他の誰でもない爆豪サンに褒められた…！！」
と、何故かぼろぼろと大粒の涙を流し出す。
っおいなんで泣くんだ。
意味が分からねぇ。
「おいふざけんな、泣くな。」
そしてタイミング悪く轟が帰ってくる。
ああ最悪だ。
泣かせたのが俺で、轟にはキレられるんだろうか。
めんどくせぇ。
「……爆豪、何でA泣いてんだ？」
「褒めたら泣いた」
嘘は言ってねぇ。
それどころが俺だってなんで泣いてんのか理解出来ねぇ。
"何で泣いてんだ？"だァ？
俺が聞きてぇわ。
「……褒めたら？」
「ちが、焦凍サン、褒めてくれたの！！爆豪サンが！！テストでいい点取れたから！！！」
アホ犬が轟に弁解する。
すると轟は少し納得したような顔をしてアホ犬の頭を撫でる。
「悪ぃ爆豪、早とちりだった。」
何1人勝手に納得してんだよ
と思ったが、
また指導しに来た時に本人に聞きゃあいいか。
そう思った。
·
「んで？？何でこんなとこケアレスミスしてんだよあのテストよか簡単だろーが！！！」
「いや、逆になんか、よく分からなくなってきて…、」
何でこいつがこんな所にいるのか、親は何をしているのか、
いつかちゃんと聞こう、なんて思いながらちゃんと足繁く通ってる。
続く (更新停止中)
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
