13話 ページ14
轟side
「ちゃんと、幸せにするから安心しろ」
そう言って、頭を撫でた。
真っ赤な顔してる大狼を見て、俺の頭には疑問符が浮かぶ。
何か変な事言ったか？？
「と、轟君…」
何故か緑谷まで赤い。
？？？
「何か変な事言ったか？」
「や、大丈夫。轟サンはそーゆータイプね、ド天然だったもんね。ちょっとビックリしただけです。デク！！そんな顔しないであげて！！」
「そうだね！！轟君はそうだった！！！」
「？？」
全く理解できねぇ。
学校だってこれからも通わせるし、不備がねぇように、これからも普段通り生活出来るようにするつもりではあったんだが、
なにをそんなに慌ててんだ？
「でもね轟サン！！そんな事ぽんぽん誰にでも言っちゃダメだよ！！」
「？？？大狼にしか言わねぇが？」
ちっがうって暴れる大狼。
待て緑谷、なんでそんな顔するんだ。
そんな呆れたような顔しないでくれ。
だって、そうだろ。
大狼以外の誰に言うんだ？
「もういいか…、このド天然な感じがショートの人気ポイントだもんね…。」
まぁよく分かんねぇが、無事大狼を保護出来ることになったのはいい事だな。
漠然とそう思いながら俺達は解散する。
.
「でも良かったの？俺なんか保護しても。」
「どういう意味だ？」
風呂から上がった大狼は、突然そんな事を言った。
透明感のある白い髪と水が、大狼の顔面偏差値をとんでもなく上げている、気がする…。
「ほら、轟サンってプロヒーローじゃん？ぽっと出の子供と暮らしてるって報道されたら困るんじゃねぇの？」
「別に困らねぇが？」
「あ、ソウデスカ。」
呆れ顔で俺を見る。
だからなんでだ？
「それより、お前を救えて良かった。」
そう言って頬を撫でると、恥ずかしそうに笑う。可愛い。
これは、本物だ。
「轟サン顔ゆるんでるイケメンだぁ…」
思わず俺も綻んでたらしいが、そんな風に言われるとは想定外だ。
そうだな、お前が嬉しそうに笑うなら、オレだって嬉しい。
なんて、似合わない事を思いながら。
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
