11話 ページ12
轟side
「それじゃあまたな。何かあれば連絡しろよ。」
大狼を家まで送る。
朝は無かった車がある。
ということは親のどちらかが家にいるということか。
名残惜しくてなのか、親がいる家に帰したくないからなのか、俺にも分からなかったが、とりあえず大狼の頭を撫でる。
「っわ、……大丈夫だよ。そんな心配しないでも。あとさ！！これは轟サンにとって朗報なのかどうか俺には分かんねぇけどさ、今日1日一緒にいて発 情期の再発が無かったんだよね〜え、これヤバくない？！昨日きたばっかなのに今日は来なかった！！」
……尻尾を振っている様に見える。
狼というより犬だな。
と、まるで見当違いの事を思う。
「それがどのくらい凄い事なのかまだ分からねぇけど、良かったな。」
「これね〜昨日の夜轟サンに発散してもらったからじゃねぇかと思うんだ〜！！」
昨晩を思い出して俺は恥ずかしくなる。
こいつは恥ずかしげもなくこーゆー事を言うやつだったな。
「……そんなら次もしてやろうか。」
「なっ、」
俺がそう言うと、ボンッと音が着きそうな程、
真っ赤になる。
なんでだ？
お前が言い出したんだろ…と、思う。
「プロヒーローがそんな自分を安売りするもんじゃありません〜〜！！！」
「別にしてないぞ？」
「もう！！！」
ありがとうございました！！と、叫んで逃げるように帰る。
手放したくねぇな、なんて。
大丈夫だろうか、やはりどうしたって不安が募る。
「……はぁ、」
家に帰ってからも、ため息が出る。
そういえば、大狼は爆豪のこと応援してんだな。
…爆豪か。
そりゃあ大狼をあげたくはないが、応援してんならいつか会わせてやりてぇな。
……爆豪が会ってくれるなら。
ああ見えて面倒見がいいからな。
じゃねぇな、まずはどーやって保護するか、だ。
俺は携帯を開いて緑谷に電話をかける。
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
