1話 ページ2
轟side
今日はプロヒーローチャージズマとテレビの仕事だった。
そしてかなり遅くなっちまった。
明日は休みだし、パトロールを兼ねて歩いて帰る。
夜風が気持ちいいな、くらい呑気な事を思いながら歩いていた。
と、途端に殺気を感じる。
暗いため、何処から来るかは分からない。
ふらりと前から学ランを着た少年が歩いてくる。
いやもう深夜の12時だぞ。
何してんだこんな時間に。
「お前、中学生か？こんな時間に出歩いてちゃ駄目だぞ。」
「っ、」
「･･･おい、」
苦しそうに呻く少年。
「大丈___」
大丈夫か、そう言って駆け寄ろうとした。
そいつが出してた殺気の事なんて忘れて。
「！！！」
こいつは突然俺に襲いかかったと思ったら、押し倒されてた。
しかし攻撃されるのかと思えばそうではなく、俺の顔なんて見ないでずっと唸ってる。
掴まれた手首が痛い。どんどん力が強くなっている。
「っう･･･、ん、･･･はぁ」
白い髪のそいつは偉く苦しそうで、
でも両手首は掴まれてるからどうしてあげれる事も出来なくて、
ただただ苦しそうな目の前の少年を見る他なかった。
「っは！！」
突然俺から離れてバッチリ目が合う。
白い髪に金の目って、綺麗だな。
なんて、場に似合わない事を思う。
「え、あ、プロヒーローのショートじゃん、え、なんでここに、じゃねぇ、なんで俺こんな所に、つかここどこよ？」
「落ち着け。」
目が覚めた様に急に普通に話すが、よく分かんねぇ事を口走る。
なんで、って自分でここまで来たんじゃねぇのか。
「あ、もしかしてまた･･･」
「･･･また？」
中学生らしき見た目の彼がこんな時間にこんな所を出歩いているのも問題だが、気になるワードに反応してしまう。
「もしかして俺、あんたに酷いこと、した？」
「･･･？ まだされてない。手首は掴まれた。」
俺がそう言うと少年は顔を青ざめさせ、そしていきなり
「ご、ごめんなさい！！！未遂っつう事で！！見逃して下さい！！」
と、土下座した。
は？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 271人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
