15話 ページ16
「あ、おかえりなさい。」
「……！！ああ、ただいま。」
と、轟サンは俺をぎゅーってした。
「わぷっ、轟サンつめてーっすね。」
「…ん。」
眠たいのかな？？
つか収録とかある日ってそのメンバーとかでご飯食べに行ったりしないのかな。
いや知らないけどなんか、ほら素人知識。
「ご飯は？」
「ぜんぶ断って急いで帰ってきた。」
あ、やっぱり誘われはしたんだ。
…てかなんで断ったんだろ。
ご飯食べに行けばよかったのにせっかく爆心地もいるのに。
って別に俺が会える訳でもねぇのになに勿体なく思ってんだろ。
そもそも爆心地とショートは同じ雄英出身だから今更珍しくもないか。
俺らみたいな外野と違って。
学生時代の爆心地とショート…、あとデクとインゲニウムも同じ…。
見たかった〜〜〜〜〜！！！
あー俺が同世代に生まれてれば…！！！
見れたのになぁ！！！
同い年だったら…って考えるけど同い年なら絶対轟サンのお家に住むなんて人生勝ち組的なこと起こらなかった…。
「あったけぇな。」
「お風呂から出てきたばっかりですからね〜。轟サンも入ったらあったくなるっすよ。」
「……轟さん、じゃなくていい。」
いやいや、流石に呼び捨てなんて出来ないよ？？
お世話になってるし、歳上だし、
「んーー、じゃあ焦凍サン？」
「……まぁ、それなら。」
良かった。ダメなんて言われても頑張って説得するけど。
焦凍サンは俺の頭を数回ぽんぽんすると、満足げに風呂場へ向かった。
今日もカッコイイなぁ。
あ、お風呂から上がってきたら学生時代の事を聞いてみよう。
·
「……ああそうだ、A今年受験だろ。」
ひぇ……何故バレてる。
いやあたりまえか。
そう、春、新しい季節。
あれから俺は中学三年生へと進学した。
なんの問題もなく。
俺は友達が多いほうじゃないが、それなりにはいる。外面は良いんだ。
女の子とかも結構良くしてくれるし。
そういえば女の子と遊ぶの減ったな……。
まぁ帰ればいる(帰ってくる)人がこの顔じゃあなぁ。
そりゃあ帰って焦凍サンの顔面見てた方が有意義だし気分も良い。
カッコイイもん。
とまぁ滞りなく学生を謳歌しているところではあるんだけども。
3年生となったら待ち受けている
「どこ行きてぇとかあるか。」
「ねぇっす。」
進路とか、考えた事なかった。
あの親の側を離れる事が出来るとも思わなかったから
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春千瑠 - めっちゃめちゃ面白いです❗これからも応援します❗更新頑張ってください (2022年12月29日 12時) (
レス) @page20 id: 6c259301f0 (このIDを非表示/違反報告)
んく - やばい！主人公が好みすぎる！更新、待ってます！ (2021年9月5日 20時) (レス) id: 8afb8675a5 (このIDを非表示/違反報告)
虚(プロフ) - 好きですっ！とても良い作品ですねっ！お気に入り失礼しますっ！更新幾らでも待ってますっ！ (2020年3月14日 23時) (レス) id: 7c0e52b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
アカヤ - かっちゃんとの絡みがめちゃくちゃ可愛いですっ！！これからも頑張ってください！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: ba5e1e3f04 (このIDを非表示/違反報告)
あげまき(プロフ) - 暗黒破壊神＠さん» コメントありがとうございます！！存分の楽しんで頂けたら幸いです…！！ (2019年4月7日 4時) (レス) id: 982f0426be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげまき | 作成日時：2019年2月8日 17時
