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あなた｢覚悟はしてます･･･けど、不慣れなことも多いのでいろいろ先輩として教えていただけると･･･｣
奥さん｢任せて！スピード婚同士仲良くやっていきましょ笑｣
祐輔くんたちにバレないようにこっそり連絡先を交換させてもらった。
奥さん｢隠す必要ないんだけどね笑｣
祐輔くんに誘われて旅行に来ただけで、こんなにいいことがあるとは。
それでもやっぱり頭をよぎるのは卓也さんのこと。
結婚すること、卓也さんには言った方がいいのだろうか。
私の記憶はないから伝えなくてもいい？
西川さんには伝えておこうかな。
監督｢橘さん、祐輔のこと、よろしくお願いします。｣
あなた｢あ、は、はい。こちらこそ、これからよろしくお願いします･･･｣
監督さんの部屋を出て、部屋に向かう。
野村｢なぁ、今更やけど、中島さんのこと、大丈夫？｣
あなた｢･･･西川さんには、伝えておこうかなって。卓也さんの中に私はもういないし、伝えたところで･･･｣
野村｢･･･そうか。｣
祐輔くんは多くを聞かないでいてくれた。
このことは私の方で解決しろってことだろう。
部屋の鍵は開いていて、中から騒ぐ声が聞こえる。
野村｢は？なんでキクと誠也もいるの？｣
鈴木｢あんなに密に話しておいて内緒で結婚はないっすよー！｣
菊池｢同級生として門出は祝うべきだろー！｣
野村｢門出って･･･俺別にでていかんし･･･｣
もう夜近くなってきたし、みんな家族とご飯食べなくていいのかな？って思ったけど楽しそうだからやめた。
私はそっとベランダに出た。
西川さんにメールを送る。
『突然すみません。野村祐輔さんと結婚することになりました。色々と西川さんにはお世話になったので直接伝えたかったのですが、LINEですみません。卓也さんと大谷さんによろしくお伝えください。』
変なところないかな、失礼なこと行ってないかな、となんども確認して送信する。
野村｢Aー、俺ビール買ってくるけど、なんかいるー？｣
あなた｢あ、冷蔵庫にいくつか入ってるよー。｣
部屋に戻るとみんなほろ酔いだった。
安倍｢Aさんも飲みましょーよ！｣
あなた｢いや、私はお酒あんまり得意じゃないので。それより皆さん家族とご飯食べなくて大丈夫ですか？｣
丸｢あ･･･やっべ、俺戻るわ。｣
田中｢おれもー｣
と続々と帰っていって最終的には私と祐輔くんだけになった。
野村｢あいつら騒ぎたかっただけやろ･･･｣
ちょっとだけ怒りが含まれてた。
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作者名：蒼暉 | 作成日時：2018年4月4日 15時
