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祐輔くんの後ろには、新井さんと鈴木さんと祐輔くんの同級生4人組が立ってた。
新井｢おぉ〜、Aさん、だいぶお腹大きくなりましたね。｣
あなた｢そろそろ10ヶ月なんです。あとちょっとなんですよ〜｣
新井｢じゃあ、祐輔はシーズンで立ち会えないかもなんですね。｣
もう開幕まで1週間を切ってるのだ。
菊池｢惜しいな〜祐輔、あと1年待ってりゃ次の年号になって最初の子供とかも考えられたのにな笑｣
野村｢別に平成最後の子供なんやからええやろ。｣
田中｢お前、どうする？登板の日に産まれちゃったら。｣
野村｢どうするったって･･･試合出るしかないやろ。｣
田中｢いや･･･橘さん、不安じゃないのかなって。初めての妊娠・出産で、祐輔が近くにいないのって。｣
あなた｢大丈夫ですよ。桜蘭とか親とか来てくれるみたいだし、祐輔くんには全力でプレーしてもらいたいし。｣
丸｢試合中に産まれたらもうその試合は勝つしかねぇな笑｣
あなた｢丸さん、息子さん元気ですか？最近会ってないですけど･･･｣
丸｢あ、あいつ？元気元気。4歳になってさ、去年より喋るようになったからだんだん生意気になってきたよ笑｣
あなた｢そうなんですか。｣
野村｢丸の息子やけにAに懐いてるからさ、楽翔とも仲良くしてやってよ。｣
丸｢楽翔？･･･あぁ、息子の名前？｣
新井｢お前、ほんまにそれにしたんか？俺がその場のノリで思いついたやつやぞ。｣
野村｢でも俺ら2人とも結構気に入ってるんですよ。響きがいいねって。｣
新井｢それならいいけん･･･｣
安倍｢なぁ、子供産まれたらここ引っ越す言ってたよな？｣
野村｢んー、そう出来たらいいとは思ってるんやけどなかなかなぁ。｣
鈴木｢えっ祐輔さん引っ越すんですか？なら俺いい所紹介できますよ！｣
安倍｢なんでお前出来んの？｣
鈴木｢高校の時の同級生が最近広島の不動産屋に転勤してきたんですよ。なんで不動産業で転勤があるんだってボヤいてたんですけど。｣
野村｢誠也も大変やな･･･｣
鈴木｢そいつが球場から割と近いとこに売り地があるって言ってたんです。｣
野村｢ふーん･･･｣
新井｢･･･祐輔？ちゃんとAさんと相談して決めろよ？｣
野村｢･･･はい。｣
新井さんには祐輔くんの考えてることはなんでもお見通しみたいだ。
田中｢橘さんも大変ですね笑｣
あなた｢･･･笑｣
丸｢でもあいつ結婚してから変わったよな･･･丸くなったっていうか･･･｣
あなた｢え？｣
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作者名：蒼暉 | 作成日時：2018年4月4日 15時
