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互いの両親への挨拶も会社への挨拶もチームへの挨拶も全て終わり、役所に届けもだした。
これで私たちは晴れて夫婦だ。
あなた｢まさか保証人が新井さんとは･･･｣
野村｢黒田さんと監督と迷ったんやけどね。やっぱり俺をふっかけてくれたし。｣
あなた｢そうだね。あ〜引越しの荷物まとめないとな〜｣
野村｢その前に家造らなきゃな笑｣
あなた｢あ〜そっか〜｣
野村｢せっかくやから豪華な家建てちゃる。俺どうせほとんど家におらんし、友達いっぱい呼んでええよ。｣
祐輔くんの言葉を聞いて、私は奥さんたちが話してたのを思い出した。
大きい家建てるけどほとんど家にいないから寂しいって言ってた･･･
あなた｢ねぇ、マンションとかじゃダメ？｣
野村｢え？｣
あなた｢私は別に大きい家に住みたくて祐輔くんと結婚するわけじゃないし、ほとんど家にいないのに大きい家でも寂しいなって･･･｣
野村｢昔っから大きい家に住むの夢やったやん。｣
あなた｢それはそうだけど･･･｣
野村｢遠慮せんでええよ。俺プロポーズでかっこ悪いことしたからこれくらい野球選手っぽいことさせてや笑｣
あなた｢でも、祐輔くんがいないと私1人で暮らすわけだし、大きい家を建てるのは子供が出来てからでもいいんじゃない？｣
野村｢うーん･･･それもそうやなぁ。｣
あなた｢ね？だから子供が産まれるまではマンションでいいじゃん。｣
野村｢球場の近くにマンションあったかなぁ･･･｣
あなた｢それは不動産屋さんに聞いてみないと分からないけど。｣
野村｢わかった。じゃあ近々不動産屋行ってみるわ。｣
あなた｢うん。｣
私は特にこだわりないし、家のことは祐輔くんに任せることにした。
逆に祐輔くんがこだわりのない結婚式は私に一任された。
本職だし、いろいろこだわりたい。
祐輔くんの唯一のお願いは、関係者だけの小さなものにして欲しいという事だった。
となると･･･カープの人たちと私の会社の人たちかと互いの家族か。
あ、西川さんに招待してって言われたんだった。
ってことは、関係者だけっていっても結構な人数になりそうだ。
あなた｢へへっ予算は結構あるから豪華なのできるぞ〜｣
祐輔くんが私の好きなようにしていいと予算をいっぱいくれた。
もちろん何度も断ったがどうしてもと言うのでありがたく頂戴した。
あなた｢料理と〜ドレスと〜引き出物と〜ケーキと〜｣
やっぱり結婚式のことを考えるのは楽しい。
自分のものだとなおさらだ。
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作者名：蒼暉 | 作成日時：2018年4月4日 15時
