one of the most popular actress

~2~ ページ45

あなた｢･･･それじゃ。｣

ゆっくり歩き出すとちょっとして将暉くんに右手を引かれ、そのままバックハグされた。

菅田｢･･･まだ、一緒にいたい。ダメ？｣

あなた｢え･･･｣

｢恋が始まったら、とろけるチョコレート、Venus！！｣

菅田｢･･･俺、あなたに一目惚れしたみたい。｣

スタッフ｢いい感じ！！それじゃあ、本番いきまーす！初恋バージョンから始めます！｣

今日の将暉くんはいつものように個性的な雰囲気は出しておらず、普通にイケメンな雰囲気をガンガン出してるからすごくドキドキする。

これを2回･･･

気持ちを落ち着けながらカウンターに座る。

スタッフ｢撮影始めまーす｣

スタッフさんのカウントと手の動きでカメラが動き始めたことを確認する。



カウンターでミルクティを飲む。

菅田｢あの･･･隣、いいですか？｣

あなた｢どうぞ。｣

隣の席に置いたバッグをどかす。

菅田｢すみません、コーヒー1つ。｣

将暉くんの声をきっかけに3秒待ってからチョコレートに手を伸ばす。

あなた｢あっ･･･｣

菅田｢あっ、す、すみません･･･｣

そこで初めて将暉くんと目を合わせて･･･

私、将暉くんの順に下から風が送られて、髪がふわっと舞い上がる。

｢恋が始まったら、とろけるチョコレート、Venus！！｣

｢あのっ･･･｣

スタッフ｢OKです！確認しまーす！｣

菅田｢A顔真っ赤やけど大丈夫？｣

あなた｢え？あー、うん！大丈夫！｣

目が合った将暉くんがかっこよすぎて照れちゃった･･･なんて言えない！！

スタッフ｢OKです！じゃあ次、一目惚れバージョンいきまーす！｣


またカウンターに座る。

今度は隣に将暉くんもいる。

菅田｢じゃあ、高校卒業したばかりなんだね。｣

あなた｢はい。菅田さんは？｣

菅田｢僕は普通に会社員だよ。｣

あなた｢へぇ〜｣

私のスマホが鳴る。

スマホを確認し、顔をしかめる。

あなた｢すみません、私、もう行きます。｣

菅田｢え？｣

私はチョコを1つ口に入れ、立ち上がる。

あなた｢それじゃ。｣

そのまま歩き出すと、チョコの匂いがする将暉くんに右手を引かれた。

そのままバックハグされ、耳元で囁かれる。

菅田｢まだ、一緒にいたい。･･･ダメ？｣

あなた｢え･･･｣

｢恋が始まったら、とろけるチョコレート、Venus！！｣

菅田｢俺、あなたに一目惚れしたみたい。｣

スタッフ｢OKです！確認しまーす！｣

あなた｢将暉くん超いい匂い。｣

菅田｢Aもな。｣

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