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尊氏side
美尊「どうしよう・・・尊奈と連絡つかない!!」
尊奈が珍しく自分の意見を感情任せに言い、飛び出していってしまった。
美尊は色々なことが一気に自分の身に降り掛かってきて精神的に疲れているし、尊奈も・・・
あいつは一体なにをどこまで知っているんだ?
僕が叔父さんに脅されていたのは知っていた。
じゃあ、僕が海難事故の犯人だということも・・・
京子「美尊、とりあえず座りなさい。尊奈も、飛び出していってしまったけど、まだ18歳だもの。そう遠くまでは行けないわ。あの子、電車の乗り方だって大して知らないのに。」
美尊「ママは尊奈が心配じゃないの!?」
京子「心配だけれど、そうやって慌てふためいたところで尊奈が帰ってくるわけじゃないわ。今は、尊奈を迎え入れる準備をしましょう。」
尊氏「きっと、尊奈はしばらく帰ってきませんよ。」
美尊「え?」
尊氏「あの様子だと、尊奈は僕達の闇をいくつも知ってる。どれくらい深くまで知っているかは分からないけど・・・しばらくは、この家には帰ってこないかと。」
京子「でも、学校だってあるし・・・」
尊氏「忘れたんですか。尊奈はとっくに大学に合格して、もう学校に通わなくていいんですよ。」
美尊「そんな・・・」
それにしても、あいつはなぜあんなにいろいろ知っていたんだ・・・?
ーーそして食事の時間。
母さんか叔父さんか、誰かがデリバリーを頼んだらしく美尊と、美尊の友人3人と長谷部と食事をし、先に食べ終わった長谷部を呼び出した。
内容は、当然テープのこと。
尊氏「テープはどこにやった。」
長谷部「・・・襲われた時に取られました。でも、どうして尊氏さんがそれを知ってるんですか。」
尊氏「君があのホストとなにか企んでるのは知っていた。おおよそ、僕の過去を暴こうとしたんだろ。」
長谷部「美尊に全て話そうと思います。海難事故のことも、俺の気持ちも全部。」
尊氏「は・・・?」
長谷部「エイトに言われたんです。知ってて何もしないやつが1番ダメだって。」
尊氏「またアイツ・・・」
長谷部「美尊を幸せに出来たのは、尊氏さんじゃなくてエイトだったのかもしれない・・・」
僕はその言葉にムカついて、長谷部の首を絞めた。
尊氏「どいつもこいつもあんなクズのことを!」
美尊「なにしてるの!?」
美尊に見つかってしまった。
僕に軽蔑の目を向け、走り去っていく。
彼女の行先は知ってる。きっと洗面所だ。
尊氏「美尊・・・」
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愁 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - またまた続けてのコメントですみません...。 去年までバレなかったけど、去年初めてバレた ってなんかおかしくないですか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 横浜 流星〜3〜のここの台詞 あなた「去年までバレなかったけど、 去年初めてバレた これ正しくは一昨年までバレなかったけど、 今年初めてバレたではないんでしょうか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - 続けてのコメントですみません(>_<) 一つ前のコメント将暉〜1〜と書きましたが...。 正しくは将暉〜2〜でした。 すみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 菅田 将暉〜1〜のここの部分 今度は隣に将暉くんもいるこれって他の人も いるんです? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼暉 | 作成日時:2018年3月7日 18時