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美尊「尊奈だってもしかしたら怪我をしていたかもしれないのよ?下手したら旺太郎みたいに・・・どうしてあの場にいたのか、教えて。」
尊奈「それは・・・たまたまだよ。ほら、私がたまに夜に乗馬してるのは知ってるでしょ?昨日も夜に乗ろうとしたら長谷部さんが来て、なんか乱闘が始まって・・・」
美尊「危険だから夜に乗馬はやめなさいって言ったのに・・・もうあなたも懲りたでしょう?」
尊奈「・・・うん。」
警察にもその旨を話すと、私は難なく解放された。
それから数日後、私たち家族も含めた役員会議で、お兄ちゃんがお姉ちゃんに婚約届けを渡した。
嘘だ・・・だってお姉ちゃんはエイトさんが・・・
お兄ちゃんの目を見ても、本気かそうじゃないのか分からない。
お兄ちゃんが郡次さんに脅されてるのは知ってる。
でも、だからってそこまでする?
・・・いや、そこまでしないとダメなのか。
郡次さんは副社長の椅子が欲しいと言ってた。
・・・お姉ちゃん・・・どうしてこんなに私の欲しいものを奪っていくの・・・
私は気づかないうちに右手の親指の爪を噛んでいた。
京子「尊奈。皆様の前でそれはやめなさい。」
尊奈「・・・ごめんなさい。」
お姉ちゃんが会議室から逃げ出し、家族みんなでそれを追う。
美尊「婚約届けなんて聞いてない!」
尊氏「美尊・・・」
美尊「みんな私の気持ちなんてどうでもいいのね・・・」
尊奈「お姉ちゃんの気持ち・・・?」
私がそう呟くと、お姉ちゃんは自分はエイトさんが好きだからお兄ちゃんのプロポーズは受けられないと言った。
あなた「は・・・?」
何を言ってるの?エイトさんはもう死んだんだよ?
尊氏「彼はもう死んだんだ。過去の男になったんだ。」
美尊「それでも!私の中にいるのは旺太郎なの!」
尊奈「なんで・・・なんでよ・・・」
美尊「尊奈?」
尊奈「エイトさんはもういないんだよ?もういない人のことをどれだけ想ってもしかたないじゃない!お姉ちゃんわがまますぎだよ!ちょっと前まではお兄ちゃんが好きってエイトさんのこと毛嫌いしてたのに今ではお兄ちゃんのプロポーズ蹴って!!お姉ちゃんの気持ちに振り回されるお兄ちゃんと私の身にもなってよ!」
尊氏「おい、尊奈・・・」
尊奈「私はお姉ちゃんがお兄ちゃんを好きになるよりずっと前からお兄ちゃんが好きだったのに・・・お兄ちゃんはお姉ちゃんが好きだってわかったから私諦めたのに!!なのに・・・あんまりだよ・・・」
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愁 - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語一気に読んじゃいました。 沢山の直しを言ってしまいすみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - またまた続けてのコメントですみません...。 去年までバレなかったけど、去年初めてバレた ってなんかおかしくないですか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - また続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 横浜 流星〜3〜のここの台詞 あなた「去年までバレなかったけど、 去年初めてバレた これ正しくは一昨年までバレなかったけど、 今年初めてバレたではないんでしょうか? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - 続けてのコメントですみません(>_<) 一つ前のコメント将暉〜1〜と書きましたが...。 正しくは将暉〜2〜でした。 すみませんでした...。 (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
愁 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 菅田 将暉〜1〜のここの部分 今度は隣に将暉くんもいるこれって他の人も いるんです? (2019年10月20日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼暉 | 作成日時:2018年3月7日 18時