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嵐~1~ ページ36

2週間ほど前のこと。

私はとても緊張していた。

まっけんと手を繋いで楽屋の前に立ち、大きく深呼吸する。

新田｢そんなに緊張しなくてもみんないい人だよ？特に潤くんとか。｣

あなた｢まっけんにとってはそうかもしれないけど･･･私はずっと前から憧れの人たちだからそういう訳には行かないの･･･｣

新田｢そういうもん？｣

あなた｢そう。･･･あぁ〜でも早く行かないと皆さんメイクとか行っちゃうもんね、うぅ〜｣

意を決してノックをすると、ドタドタとこっちに向かって走ってくる足音。

櫻井｢はーい･･･あ、まっけんと青木さん！！｣

あなた｢こ、こんにちは･･･き、今日の撮影でご一緒するので、ご挨拶に･･･｣

新田｢あ！潤くん！｣

松本｢ぅわ！？まっけん〜びっくりしたよ〜｣

櫻井｢そんなに緊張しなくて大丈夫ですよ。どうぞ、お入りください。｣

あなた｢あ、ど、どうも･･･｣

まっけんは既に嵐のみなさんと面識あるし、松本さんっていう仲いい人もいるから全然緊張なんかしてないけど今日が初対面の私はもうガッチガチ･･･

新田｢潤くん潤くん、僕が出てるドラマ見てくれてるってホント？｣

松本｢ドメキスでしょ？見てるよ〜まっけんなかなかいい役じゃん笑｣

新田｢でしょでしょ？僕すごい頑張ったの！！｣

相葉｢なんか騒がしい･･･あー！Aちゃん！｣

あなた｢ふぇ！？あ、相葉さん！！｣

相葉｢えー、なんでAちゃんがここにいるの！？｣

あなた｢えっと･･･服を着ていただけると･･･｣

飛び込んできた相葉さんは、なぜか上半身裸だった。

相葉｢あー！ごめんね、俺今シャワー浴びてたんだ！すぐ着るから！｣

二宮｢なんであんな騒がしいんでしょうねぇ･･･こんなんじゃ青木さんもまっけんもくつろげないでしょう。｣

あなた｢あ、私たちのことはお気づかいなく･･･｣

慌てて部屋の奥に行った相葉さんを横目に二宮さんがソファから上半身だけ上げた。

櫻井｢ごめんなさい、大野さん今ちょっと別のところに行ってて･･･｣

松本｢まっけん今日何の宣伝で来たの？｣

新田｢ドメキスだよ？来週8話！でも宣伝は最終話！｣

松本｢へぇ〜だから青木さんと一緒なんだ。なかなか複雑な2人だけどね笑｣

新田｢それはドラマの中でしょ？実際はすごく仲いいから！！｣

松本｢そっかそっか。｣

色んなところで話が散らかってて何にどう返事したらいいのか分からない･･･

櫻井さんってすごい。

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