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圭さんと2人でちすを車に乗せた。

マネージャー「すみません、私がやれれば良かったんですけど、なにぶん非力なもので・・・ありがとうございます。」

田中「いえ、とんでもないです。これくらいで役に立てるなら・・・」

横浜「あ、あの!俺、家までついて行きましょうか?」

マネージャー「え・・・いや、でも横浜さんはお忙しいでしょうし、車から青木さんを運んでるところを誰かに撮られたら・・・」

横浜「で、でも、車からちすをどうやって部屋まで運ぶんですか?今日、遥汰くんいるかわかんないのに・・・」

俺だってなんでこんなこと言ってるかわかんないよ。

今は俺にとってもちすにとっても大事な時期だ。

撮られたりしたら色んなとこに迷惑がかかるのは分かってる。

ちすはちょっと前にジンくんと撮られてたばっかりだし・・・

でも、やっぱりちすは大事な友達だから放っておけないし、こんな若い女性のマネージャーさんに力が抜けていつもより重くなってるちすを運ばせるのは男としてもちょっと・・・な部分がある。

田中「マネージャーさん、頼んじゃったらどうですか?流星くん、空手の世界チャンピオンだからAちゃんくらい軽々ですよ。」

マネージャー「でも・・・」

横浜「撮られないように細心の注意ははらいます、もちろん。やっぱり、放っておけなくて・・・」

マネージャー「・・・分かりました。確かに車から部屋までどうやって運ぶか、考えていたところです。・・・横浜さん、お願いしてもよろしいですか?」

横浜「もちろんです!」

圭さんとそこで別れ、俺はちすのマネージャーさんの車に乗り込んだ。

特に会話をすることも無く、ただちすの手を握って、汗を拭くことしか出来なかった。

ちすの家に着くと、俺は既にぐったりして意識を失っているちすを抱きかかえて、マネージャーさんに言った。

横浜「あとは、俺に任せてください。部屋まで送り届けます。」

マネージャー「でしたら、私も一緒に!」

横浜「ダメですよ・・・ちすから聞いてます、最近結婚されたんでしょ?旦那さん待ってると思います。」

マネージャー「でも・・・」

横浜「女性ですし、あんまり遅い時間になると旦那さんも心配しますよ。さっきから鳴ってるスマホ、旦那さんからでしょ?」

マネージャーさんはその一言に観念したようだ。

マネージャー「・・・分かりました。もし青木さんが起きたら、明日の仕事は全てキャンセルしたのでゆっくり休んでとお伝えください。」

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ユーロ(プロフ) - 共演は塩野瑛久君横浜流星君高杉真宙君志尊淳君佐野岳君飯島寛樹君でお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - リクエストです主人公が紅一点で映画に出演するというのをお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - 楽しく読んでいます (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年5月12日 23時

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