風邪~1~ ページ41
遥汰「・・・38.6℃。完全に風邪ひいたね。」
あなた「なんでぇぇぇぇ・・・」
遥汰「そりゃそうだろ、あんな雨の中びしょ濡れで帰ってきたし、そのまま玄関で寝落ちするし。バカなの?」
あなた「うわ、それ遥汰にだけは言われたくなかった。」
遥汰「はいはい。・・・で、どうすんの?飯食えんの?」
あなた「食欲ない・・・だるくて動きたくない・・・」
遥汰「えー。でもさぁ、俺もう行かなきゃなんだよね。今日の試合で交流戦の優勝決まるし、オールスターの投票結果発表もあるし。」
あなた「私のことはいいから行きなさい・・・お母さんに頼んでみるから・・・」
遥汰「今父さんも母さんもこっち居ないよ。仙台のおばさんと静岡行ってる。」
あなた「そうだった・・・んん、誰かにヘルプ頼むから。」
遥汰「えー、こんな急に言ってきてくれる人いるかなぁ。ってか、今日なんの撮影?」
あなた「あな番と、concerto・・・」
遥汰「うん、無理。休んで。」
あなた「えええぇぇ・・・」
遥汰「・・・っと、行かなきゃ。ごめん姉ちゃん、俺もう行くね!夜帰って来るから!」
あなた「うん・・・頑張って・・・」
バタバタと出ていった遥汰。
遥汰が出ていってしばらくした後、私はこっそり家を出た。
体調管理が出来なかった私の責任だし、撮影に穴あける訳には行かないよね・・・!!
念の為体温計とポカリを何本か持ってマネージャーさんの車に乗り込んだ。
マネージャー「なんか、顔色悪くないですか?」
あなた「あー・・・実は今日、ちょっと体調悪くて。」
マネージャー「えっ、大丈夫ですか?休んだ方が・・・」
あなた「あ、大丈夫!!撮影には支障ないから!」
マネージャー「そうですか・・・無理しないでくださいね。」
あなた「はーい。」
まずい・・・早速マネージャーさんにバレちった・・・
私そんな顔色悪いかな・・・
と思ったが、意外と気づかれることもなく撮影は進んだ。
なーんだ、私意外と行けるじゃん。
休憩に入り、念の為熱を測ってみると・・・
あなた「・・・げ、38.8℃・・・」
上がってるし・・・
ポカリを飲んで、汗を拭いて、薬を飲んでスタジオに戻った。
瀬戸「A、お前今日体調悪いだろ。」
あなた「えっ、そんなことないよ。ちょー元気。」
桐山「嘘つけ、さっきから汗とまってねーぞ。」
新木「それに朝から顔色も悪いし・・・今日は休んだ方がいいよ。」
あなた「大丈夫だって〜!!笑ほら、私ちょー元気だし笑」
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「短編集」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユーロ(プロフ) - 共演は塩野瑛久君横浜流星君高杉真宙君志尊淳君佐野岳君飯島寛樹君でお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - リクエストです主人公が紅一点で映画に出演するというのをお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - 楽しく読んでいます (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年5月12日 23時