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「・・・横浜さん、出られないですかね?」
横浜「え?」
「青木さんと高杉さんの幼なじみっていう設定で、お2人が外の階段降りてきたら前に立って「おめでとう」って言ってもらえないですかね?」
横浜「えっ、と・・・俺は全然いいんですけど、むしろ、いいんですかね、」
「ほんとですか!!ありがとうございます!」
スタッフさんはバタバタと嬉しそうに向こうへ走って行った。
横浜「・・・なんか、出ることになっちゃった笑」
高杉「まじかよ・・・」
あなた「今大人気の横浜流星をこんな簡単に使っていいの・・・」
横浜「・・・えへ。」
そして、私たちも衣装に着替えていよいよ撮影開始だ。
『その瞬間は、いつだって女の子の憧れ。』
まずはプロポーズシーン。
スーツ姿のまひろんが、ドレスを着た私に指輪を渡した。
高杉「・・・結婚しよう。」
あなた「・・・はいっ」
私は泣きながらまひろんにだきついた。
そして、結婚式のシーン。
高杉「ずっと、一緒にいようね。約束。」
あなた「うん、もちろん。」
私がまひろんと腕を組みながら2人で外の階段を降りると、目の前にスーツ姿の横ちんが歩いてきた。
横浜「2人とも、おめでとう。綺麗だよ。」
高杉「ありがとう。」
横浜「2人とも、幸せになれよ。じゃないと、許さないからな。」
あなた「・・・うん、もちろん。」
私たちは3人で向かい合って笑い、カメラに向かった。
「結婚するなら、○○!」
高杉「6月に結婚式を挙げた夫婦には、ジューンブライド特典も!」
あなた「一生に一度、最高の思い出を!」
横浜「まずはお気軽にお近くの店舗で相談を!」
「せーの、Let's have the Happy Wedding!」
「・・・はい、カット!」
あなた「っあー、緊張した〜・・・」
高杉「タキシード、首苦しい・・・」
横浜「なんだよ2人とも情けないなぁ〜笑」
高杉「流星は俺よりラフなスーツじゃんか・・・」
横浜「まあね。」
あなた「2人ともスーツ似合うね。」
高杉「そう?あー、でも俺ら高校ブレザーだったからなぁ。見慣れてるのかも。」
横浜「しかもこの3人の安定感ハンパねぇ〜」
あなた「ダメだよ、優子ちゃんも入れなきゃ。」
横浜「たしかに。」
高杉「うわっ、流星ひでー。優子ちゃんの存在忘れるとか。」
あなた「ピエロの時あんな話しかけてたくせに〜」
横浜「お前らうるせぇな!笑」
カメラが回ってることに気づいたのは、横ちんがこう言ったあとに3人で大爆笑している時だった。
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ユーロ(プロフ) - 共演は塩野瑛久君横浜流星君高杉真宙君志尊淳君佐野岳君飯島寛樹君でお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - リクエストです主人公が紅一点で映画に出演するというのをお願いしても宜しいでしょうか? (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
ユーロ(プロフ) - 楽しく読んでいます (2019年6月18日 2時) (レス) id: 4c800c6e79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年5月12日 23時