紅一点。2［QuizKnock］

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伊沢｢受験生用のメッセージ、そろそろ撮ろっか。｣

オフィスに戻ると開口一番、伊沢さんが言った。

あなた｢受験生用のメッセージ…？｣

ふくら｢うん、毎年これくらいの時期に撮って、センター1週間前くらいに公開するんだよね。｣

あなた｢へぇ…｣

確かに受験期って、ちょっとしたことに一喜一憂しちゃうもんな。

そんな時に東大に合格したQuizKnockのメンバーから激励のメッセージがあったら頑張れるかもしれない。

生憎と川上さんはいなかったが、今いるメンバーだけでも撮ろうということになった。

伊沢さん、こうちゃん、河村さん、山本さんが撮った後に私の番が来た。

あなた｢えーっと…受験生の皆さん、今、どんな気持ちですか？不安、焦り、後悔、期待…色々あると思います。でも、一番大事なのは自分をしっかり持つこと。きっと、皆さんはこの1年ですごく勉強したと思います。自分はこの中の誰よりも勉強した、という自信を持ってください。本番でも、自分が分からない問題があったらきっと他のみんなも分からないんだろうな、くらいの強い気持ちでいてください。

この1年、すっごく辛かったと思います。受験があるからって好きなことも我慢して、休みの日も友達と遊べず勉強して、でも周りは楽しそうで。

でも、皆さんはそんな生活を1年間やり切ってきたんです。これって、実は凄いことなんですよ。だから、あの時こうすれば良かった、もっとこれやっておけば良かった、なんて後悔がないように、あと少し、踏ん張ってみてください。

本番まであと数日、できることはまだまだたくさんあります。自分はこれだけやったんだ、だから大丈夫！って自信を持てるくらい、全力で頑張ってください。陰ながら、応援しています。｣

falcon｢…はい、おっけーでーす。｣

あなた｢ありがとうございます。｣

伊沢｢いやぁ〜、さすが最年少、直近でテストを終えた人の言葉は重みが違うね！笑｣

あなた｢そんなことないですよ笑｣

こうちゃん｢来年入る1年生たちはAちゃんの初めての後輩だね。｣

あなた｢あぁ、たしかに。…あれっ、結局来年も学生なのって私だけですか？｣

山本｢あと須貝さんと鶴崎さんが大学院生じゃないかな。｣

須貝｢Aちゃん寂しくなるなぁ。いつも一緒に授業受けてた川上もランチしてた水上もいなくなるんだもんなぁ。｣

あなた｢いや、それは友達がいるんで大丈夫なんですけど…｣

伊沢・ふくら・須貝・山本・河村｢…笑｣

こうちゃん｢…｣

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