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…いじめられてた?逃げた?

どういうことだろう。

男性「えーっと…写真あったと思うな…あ、あった!ほら、これこいつの小学生時代です!」

と、どこか嬉しそうに自分のスマホを俺に向けた。

そこには、名前こそAと同じだけど、ここにいるAとは似ても似つかない、弱々しく笑う女の子の画像が映っていた。

Aは下を向いて震えてる。

男性「ありえないっしょ?これで小6、12歳ですよ?デブだし、ブスだし、気弱だし笑で、小3くらいからいじめられてて、中学にあがったらこいついねぇし笑要は、俺らから逃げたんですよ。噂では俺らと同じ小学校出身のやつが誰もいない私立に行ったって言うし?ほんっと、弱ぇやつ笑」

あなた「…もう、いいじゃん…」

男性「なぁなぁ、お前、何したの?昔のこれから今みたいになるって普通ありえないっしょ笑やっぱ整形?いくら積んだの?」

あなた「なんにもやってない…」

男性「ウソつくなよ笑そんな訳ねーじゃん笑」

…ちょっと、我慢の限界だ。

水上「…ごめん、もういい?俺ら久しぶりに一緒に出かけてるから、空気壊してほしくないんだけど。」

男性「いやいや、ほんとにこいつでいいんですか?笑この時のこと彼氏に言ってないとか、ほぼ騙してるみたいなもんでしょ笑」

水上「生憎、俺はAを外見で好きになったわけじゃないから。じゃ。行こう、A。」

あなた「え?あ…」

俺はさっきよりも少し強引めにAの腕を引っ張った。

後ろから男性の舌打ちの声が聞こえる。

…話の内容的に、Aの小学校時代の同級生だろう。

そして、多分あいつがいじめの主犯格。

何となく場が気まずくなり、適当に近くにあったカフェに入った。

水上「コーヒー、と…Aは?」

あなた「あ…じゃあ、同じの、お願いします…」

店員さんが去ると、俺は改めてAに向き合った。

水上「…言うの辛かったら、言わなくていいよ。なんなら、河野呼ぼうか?」

あいつはあいつで忙しいし、出来れば今会いたくないけど…唯一、Aの過去を知ってるみたいだから。

河野がいれば、Aも少しは話しやすくなるかもしれない。

あなた「いえ…大丈夫です。」

Aは軽く空を仰いで、1つ深呼吸をすると口を開いた。

あなた「今の人は根岸晴登って言う、小学校の同級生です。…水上さんは、私の過去をどれくらい知ってますか?」

水上「いや、なにも。」

あなた「そうですか…じゃあ、1からちゃんと説明しますね。」

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蒼暉(プロフ) - 現実逃避あるふぁさん» そう言っていただけて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします! (2019年10月2日 20時) (レス) id: 9d4d633b18 (このIDを非表示/違反報告)
現実逃避あるふぁ - このお話めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年9月28日 21時) (レス) id: 9e6e3a6762 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年9月8日 0時

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