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3. ページ20

川上Ver.

川上「伊沢さん…」

伊沢「おー、どうした笑」

川上「俺、心折れそう…」

伊沢「だから言ったじゃん、今のままじゃあの子に響かないよって笑まぁ、聞いてあげようじゃないか、何があったの?笑」

川上「あいつ…」

___


あなた「あれ、川上さん?この授業取ってましたっけ?」

川上「ううん、取ってない。だけど、友達が取っててさ、すっごい面白いしためになるって超熱弁してきたから気になって。隣座っていい?」

あなた「え、お友達はいいんですか?」

川上「あっち。」

と、適当に指したのは全然知らない人。

とりあえず隣の席が空いてない人を指しただけだった。

友達に勧められたなんてウソ。

QuizKnockメンバーの中で俺だけAと同じ学部なんて、そんなの利用しないわけないじゃん?

あいにく、中、高って男子校だったから恋愛の駆け引きなんてものは出来ない。

だったらストレートに行こうじゃないか、と思ったわけだ。

あなた「どうぞ。」

川上「ありがと。」

Aは戸惑いつつ横に置いてた自分のバッグを床に置いて席を空けてくれたのでありがたく座った。

川上「…あれ、メガネ?」

あなた「あぁ、授業の時だけ。最近目悪くなってきたんですよね。」

川上「ふーん、似合ってる。」

あなた「ほんとですか?ありがとうございます〜」

へぇ、授業の時だけメガネなんてそんなの俺しか見れない特権じゃん。

講義中も真剣に授業を受けてるAを横からちらっと見ると普段オフィスで見る横顔とはまた違った横顔。

…あれ、なんで俺の方がやられてるんだ。

Aが取ってるから、ただそれだけの理由で1回だけのつもりで受けてみた講義も案外面白くて、俺の単位取得にはなんの関係もないのに真剣に聞いてしまった。

これはあかんと思ってAがサラサラと書き込むノートの端に落書きしてみた。

『そのネイル似合ってる』

『ありがとうございます、でもそろそろ変えるつもりです』

『えっ、変えるの?次何色にするの?』

『まだ決めてないですけど、オレンジ系もいいなぁと思ってます』

オレンジ系…

Aの爪がオレンジ系になってる所を想像してみたがイマイチ分からない。

クソ、女子の常識に疎すぎる…

これ以上会話が進まない、ただでさえ会話するの苦手なのに。

___


川上「…みたいなのが何回も続いて…」

伊沢「あっはっはっ…それは川上が悪いね、女子と付き合うのに会話が続かないなんて超致命傷笑」

川上「分かってますよ…」

4.→←2.



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蒼暉(プロフ) - 現実逃避あるふぁさん» そう言っていただけて嬉しいです!これからも応援よろしくお願いします! (2019年10月2日 20時) (レス) id: 9d4d633b18 (このIDを非表示/違反報告)
現実逃避あるふぁ - このお話めっちゃ好きです!更新待ってます! (2019年9月28日 21時) (レス) id: 9e6e3a6762 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼暉 | 作成日時:2019年9月8日 0時

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