one of the most popular actress〜4〜

虹色デイズ~1~ ページ9

ちょっと前に虹色デイズの舞台挨拶に行った日のこと。

まひろんと横ちんに騙されて貰ったチケットだけど、せっかく貰ったのに、行かないのももったいないと思って仕事終わりにマネージャーに送ってもらった。

空いてる席に適当に座る。

変装のつもりでキャップとマスクをしてきたが、室内でキャップを被ってるのも変かと思い、とった。

マスクだけになってしまったが、まぁみんな舞台上を見てるから気づかれないだろう。

しばらくすると、舞台挨拶が始まった。

会場は歓声に包まれ、大志くん、まひろん、横ちんを始め豪華キャストが登場。

だんだん私もテンション上がってきた。

見てると、横から突然スタッフさんが来て呼ばれた。

なんで？私来てるって言ってないのに･･･

とりあえず呼ばれた先に行くと、虹色デイズの監督がいて、せっかくだからキャストのみんなにサプライズで花束を渡してほしいと頼まれた。

私は喜んで引き受け、監督から花束を受け取る。

『ここで、スペシャルゲストの登場です！』

キャストのみんなも、会場のみんなもざわざわし始める。

客席の通路に立つ私にスポットライトが当たり、会場はまた歓声に包まれる。

高杉｢え！？｣

横浜｢ちすじゃん笑｣

中川｢Aなにやってんの？笑｣

みんなに花束を渡してからスタッフさんにマイクを貰う。

あなた｢まひろんと横ちんに貰ったチケットで見に来たの。｣

高杉｢あー･･･俺と流星が騙したやつだ笑｣

横浜｢ちゃんと使ってくれるんだね笑｣

あなた｢そりゃあ貰ったもの使わないと失礼じゃん。｣

佐野｢え、何？騙したって真宙と流星何したの？｣

横浜｢いやね？ちすのファンの子なら知ってると思うけど、ちすって絶叫系苦手なのね？だから俺と真宙でちすをからかおうと思ってこのチケットあげるから俺らのお願い1個聞いて？って言ったの。｣

中川｢随分意味深だね笑｣

高杉｢違うんだよ、俺らは男だけだと行きにくい場所に行きたいからちょっとついてきて欲しいって頼んだの。｣

あなた｢こう言われたら、猫カフェとか人気の雑貨屋さんとかかなって思うじゃん？どこだったと思います？｣

中川｢さっきの流星の話から考えると･･･どこかテーマパーク？｣

佐野｢ディズニーランドとか？｣

あなた｢そうなんですよ！酷くないですか？｣

高杉｢あれでなんか変だなって思わないAが怖いよ。｣

横浜｢ちょっと前に将暉くんと涼真くんにも騙されてるのに。｣

あなた｢この2人鬼でしょ？｣

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