one of the most popular actress〜4〜

二宮和也＆青木遥汰~1~ ページ29

二宮｢えっと･･･お姉さんと、今度ドラマで共演させて頂くことになって、その主題歌を僕とお姉さんがデュエットすることが決まったのと、その曲を僕達2人が作詞作曲することになったのでそのアイデア探しです。｣

なんで敬語笑遥汰、かずさんより一回り以上年下なのに笑

遥汰｢あ、じゃあほんとに姉ちゃんと付き合ってるって訳じゃないんですね。｣

二宮｢は、はい。｣

遥汰はつまんなーい！とでも言うようにその場に寝転んだ。

あなた｢かずさん、すみません。遥汰、小学生くらいから嵐をずっと応援してて。今謎のテンションになってるんです。｣

遥汰｢いや、それもあるけど。姉ちゃん、聞いてよ。俺、今日までホームでロッテ戦だったんだけど、俺3試合で合計6本もホームラン打って。やばくない？まぁ、試合は1勝2敗だったんだけどね。｣

二宮｢さ、さすがだ･･･｣

あなた｢かずさん、遥汰にぞっこんすぎです。｣

遥汰が突然真剣な顔をして私を見た。

遥汰｢･･･俺、ほんとに新人王狙ってるんだよ。遥のためにも。俺頑張って新人王とるからさ、姉ちゃんもアカデミー賞取ろうよ。そうしないと、遥も成仏出来ないよ。｣

あなた｢遥汰、かずさんいるんだよ。｣

遥汰｢あ･･･ごめんなさい。｣

二宮｢あぁ、いえ。妹、亡くなったんだよね･･･｣

私たちは小さく頷いた。

あなた｢妹･･･遥の最後の手紙に、私はアカデミー賞、遥汰は新人王取って仏壇の前に置いてねって。｣

二宮｢頑張らなきゃね。｣

私は小さく頷いた。

遥汰｢･･･で、姉ちゃん。俺のTシャツは二宮さんが着てるみたいだけど、スウェットは？｣

あなた｢あぁ、これ。ごめんね、勝手に借りて。｣

遥汰｢いや、いいんだけど。むしろ天下の嵐にTシャツ貸したとか自慢！｣

夜なのにテンション高いな･･･と思ってたら、今日の試合で、遥汰が逆転スリーランホームランを打ってヒーローになったんだとか。

日課のスポーツニュースを3人で見ながらかずさんは画面の中と遥汰を交互に見てる。

あなた｢どうかしました？｣

二宮｢いや、ほんとに本物なんだなぁって。Aって、ほんとに青木選手のお姉ちゃんだったんだね。｣

あなた｢そうですよ笑｣

遥汰｢あの、二宮さん。現場での姉ちゃんって、どんな感じなんですか？｣

二宮｢どんな感じ･･･いやでもほんとにこのまんまですよ。周りに気配れるし、優しいし、監督に言われたことすぐに実践できるし。｣

弟の前でべた褒めされるの、超照れる･･･

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