one of the most popular actress〜4〜

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新木優子side

新木｢･･･ねぇ、A遅くない？｣

ここから車までそんなに遠くないし、日焼け止めをとってくるだけだからすぐ戻ってこれるはずなのに･･･

高杉｢確かに遅いね。何かあったのかな？｣

横浜｢えー、ちすのことだから友達に会ったとかじゃないの？｣

新木｢んー･･･私ちょっと心配だから見てくるね。そろそろ撮影始まりそうだし。｣

高杉｢俺も行くよ。スポドリ無くなりそうだし。｣

横浜｢えー、2人とも行っちゃうの？じゃあ俺も･･･｣

結局3人で車の方に向かうと、途中で女性3人が言い争う声が聞こえる。

新木｢･･･え、あれAじゃん！｣

腕を掴まれて痛そうにしているのはAだった。

高杉｢ほんとだ･･･助けた方がいいやつかな？｣

横浜｢あ、ちす泣いちゃってる･･･！｣

新木｢流星！まだ行っちゃダメ。事情が分からないから部外者の私たちが出しゃばったらダメ。｣

高杉｢そんなこと言っても！A泣いてるし腕痛そうだし･･･｣

3人で燻っているとAと対峙してる女性の1人が手を振り上げた。

恨めしそうに細められた目はAを捉えてる。

新木｢っ！！｣

私自身が出ちゃダメって言ったのに、いざとなったらいの一番に飛び出しちゃうんだもん。笑っちゃうよね。

気づいたら飛び出して、Aの腕を掴んで引き寄せ、自分の腕の中に入れてた。

あなた｢優子ちゃん！？｣

神崎｢え、ちょ･･･｣

叩かれる！とぎゅっと目を瞑るけど、なかなか痛みが来ない。

ゆっくり目を開けると、真宙が女性の腕を掴んで、流星が私たちを覆ってた。

高杉｢いくら同じ女性だからって、手を出すのはよくないんじゃない？｣

横浜｢優子ちゃん、ちす、大丈夫？痛いとこない？｣

あなた｢3人とも、どうして･･･｣

新木｢日焼け止め取りに行くだけなのにAがなかなか帰ってこないから心配になったの！大丈夫？｣

横浜｢腕、思いっきり掴まれてたよね。ちょっと赤くなってる･･･｣

あなた｢いや、ほんと大丈夫だから･･･｣

Aがサッと腕を引っ込める。

高杉｢なんでA叩こうとしたの。｣

元橋｢･･･だって、ムカつくんだもん。そいつ。｣

ムカつく？Aが？

高杉｢ムカつくって？｣

神崎｢全部、運が良かったからなのに。スカウトされたのも、デビュー出来たのも、色んな俳優とか女優と共演して仲良くなってるのも、ドラマとか映画で主役やってるのも。なのに･･･全部自分の力みたいに笑顔で色んな番組出て。｣

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