one of the most popular actress〜4〜

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監督｢はーい、本番行きまーす！｣

ADさんの指カウントで始める。


誰もいなくなったオフィスの中で1人パソコンのキーを打つ。

周りはすっかり暗くなって、時計の短針はそろそろ8を指しそうだ。

あなた｢はぁ･･･｣

山崎｢悩み事？｣

けんとくんが私の髪をひと房とって聞く。

竹内｢なんか辛いことあるならさ･･･｣

りょーまんがバックハグして言う。

竹内・山崎｢これ、飲みなよ。｣

2人が同時にレモンティとミルクティを差し出す。

あなた｢えっと･･･｣

ーーここで商品の説明が少し入る。

2人がカメラ目線で決めゼリフ。

竹内｢新しくなった、レモンティとミルクティ。｣

山崎｢今なら、限定QUOカードプレゼント。｣


監督｢カット！｣

少し撮り直しして、メイキング映像の撮影。

りょーまんがテンション上がってカメラにピースとかしちゃってる。

山崎｢ほんっとあほだよなぁ。子どもっつーか無邪気っつーか･･･｣

あなた｢りょーまんと同世代のくせに何言ってんの笑｣

竹内｢A、賢人！ミルクティとレモンティ全部持って帰っていいって！｣

あなた｢え、そうなんだ？じゃあ、1本ずつ貰おうかな。｣

竹内｢それだと俺と賢人が大変なことに！｣

あなた｢は？｣

りょーまんが指さした先にはダンボール2箱分がレモンティとミルクティでいっぱいになってる。

あなた｢こんなに用意してたの･･･｣

山崎｢Aがミルクティ好きだからでしょ笑｣

あなた｢確かにミルクティ好きだけどさ･･･じゃ、3人で分けようか？｣

と、3人で分けたけどそれでも多い。

しばらく3人で談笑していると、

山崎｢涼真、そういえばさ･･･｣

とけんとくんがりょーまんを連れてスタジオを出てしまった。

急に1人になって寂しい･･･と思ってスマホを見ると、たけるんからLINEが入ってた。

佐藤『今日はいきなりキスしたり告ったりしてごめんね。でも、全部ホントの気持ちだよ。』

あなた｢･･･｣

せっかく忘れかけてたのに･･･

たけるんのことはもちろん好きだけど、どういう好きかって言われるとわかんない。

蒼ちゃんと付き合ってた時のことを思い出そうとしても、昔過ぎてよく覚えてない。

まっけんのことだって、今思えばほんとに好きだったのかなって思えてくる。

あなた｢はぁ〜あ･･･｣

どうして今のままじゃダメなのかな。

彼氏とか結婚とか、まだわかんないし意欲もない。

たけるんとも、今のままでいられた方がずっと楽しいのになぁ･･･

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