伝えたいこと (ページ8)

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黒side

康二と別れてから俺はさっきの言葉思い出していた。

なんで俺の前に現れるのか…
なんで俺は見えるのか…

何か言いたい事があったのかもしれないけど俺には関係ない。

ましてや俺の人生を壊した奴らの話をなぜ聞かないといけないのか分からなかった。

どうすればいいんだと考えてると
ふと後ろから何かを感じた。

最初は人かなと思ったが、この視線の感じは嫌な感じ…
幽霊だと気が付いた。

しかし、普段なら無視をするが……
今回は思い切って振り返ってみた。

黒「え？」

その幽霊は顔がぼやけていた。

こんな姿の奴は初めて見た…

しかし、顔が分からないと伝えたい事も分からないし
ましてや、声も聞こえない…

でも服装が男っぽいから男性だと思った。

俺はやっぱり無視しようと思い

黒「顔が無いんだもん…分かるわけない。」

と自分に言い聞かせながら歩いた。

その後は何事もなく無事に家に着いたが
視線を感じ始めて1週間がたった今も変わらず視線を感じていた

しかし、話しかけたり触ろうとする訳でもなく
ただ、後ろから見ているだけだった。

黒「あぁ…もぉ。」

俺は気になって仕方がないのでラウールって奴に電話をした。

黒「…あの…相談があるんですけど…」

白「ごめんね…今お客さんが来てて
住所言うからこっちに来てくれない？」

黒「は？…………もぉ…分かりました。」

黒「いや、デカすぎだろ…」

森の中を歩くと家と言うよりかはお城の様な建物があった。

黒「失礼します。」

白「あ、ごめんねー」

中に入るとこの間の2人と知らない人達がいた。

紫「あ、めめじゃん久しぶりー」

めめって……友達でも無いのに…。

白「お客さんがいるけど気にしないで」

？「おい、それどう言う意味だよ！」

白「んじゃあ、紹介するね
今反論した人が佐久間くん
その横にいるの岩本くん」

黄「岩本照です。」

桃「佐久間大介です。」

白「2人はね……警察なんだー」

は？警察？俺もしかしてやばい所に来た？
そもそも、やばい人たちと関わっちゃった？
俺は泣きたくなった。