伝えたいこと (ページ3)

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青side

赤「蓮寝た？」

青「ん？あぁぐっすりよ…爆睡。疲れたんだろうな…」

赤「でも、康二くんだっけ？友達も出来たみたいだし」

青「そうだな…でもやっとスタート地点なんだよなぁ。
次の1歩が出ればいいんだけど…」

蓮は前の学校では人気者だった。
しかし、それは蓮が見えないふりを頑張っていたから…

ある日、目の前の幽霊に気が付かなくて反応をしたら
次の日からみんなの見る目が変わった…
やばい物を見るような目。
それは、どんどんエスカレートし
遂に虐められるようになった。

さらに学校に行くのが苦痛になっていた時
蓮の母親が亡くなった。

病気で亡くなった……と表ではそうなっているが
本当は呪われて亡くなった。

蓮にも病気と伝えてある。

蓮の母親は俺の姉でもあった。

そして俺たちの家系は陰陽師の血が流れている。

だから、俺も幽霊が見えるし蓮も見える。

しかし、その血はどんどん少なくなり
見えない人も出てきた。

なので、陰陽師の事は隠されていた。

蓮の母親が亡くなった後
蓮は親戚にたらい回しにされた。

母親が幽霊が見えると噂になっていたからだ。

だから、俺が引き取った。

俺もそれなりに力がありこの家には結界がはってある。

だから、この家に居る以上蓮は安全だ。

蓮は幽霊から狙われやすい。その理由は分からない。

姉さんが守りたかった子を俺も守りたい
蓮が幸せならそれでいい。

赤「今日はありがとね。」

青「あー、写真の事？だって事実じゃん。
お前写真撮ってもーーーーじゃん」

赤「そうだね………すぐ逃げるからね」

青「でも最近力が弱くなってるんだよなー」

赤「ネックレス？」

青「そう、姉さんがさ蓮に危ない目に遭わないようにって…
蓮いつもつけてるんだけど。
この間も虚ろな目で帰ってきたからな…」

赤「翔太はこう魔力とか？出来ないの？」

青「うーん、俺は結界だけだしなー……」

とりあえず、様子見だな。
康二って奴に会ったら危ない場所に行くなって言っておくか。