伝えたいこと (ページ20)

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黒side

モヤシテ？……燃やすって事？

黒「待って…どういう事？」

(オニイサン、アッタﾃﾞｼｮ?)

黒「あの、お婆さん？」

(ソゥ…スズチャン……ダカラモウイイノ…。
ステラレタ…ワケジャナイｯﾃワカッタカラ)

白「めめ、ここからはこっちの仕事だから任せてよ。
本体がこっちにあると成仏出来ないから」

黒「そっか……そうだよね………次も幸せにね…」

(アリガトウ……。)

そして、庭に出て燃やす準備を始めた。

白「じゃあ、始めます。」

そう言い何かブツブツ言い始めたラウール。

黒「すごい……」

沢山の謎の言葉がラウールを囲うように回っていた。

そして、本体に火がついた御札を置いた。

少しずつ…薄くなっていく依頼主…

(……ｯアァ！)

何？急に？？
こう言うのって痛いのかな？叫ぶように声を出していた…

しかし、痛がる様子は無く
何故か真っ直ぐ何かを見ていた。

黒「え？なんで？」

そこには病院にいたお婆さんがいた。

女(ココニクレバ、ｱｴﾙﾄｵﾓｯﾃ…ｺﾞﾒﾝﾈ…アノアト…ｼﾝｼﾞｬｯﾀ…)

黒「いえ…。」

女(ミナサン…アリガトウ…ｺﾞｻﾞｲﾏｽ)

そして、あのお婆さんはゆっくりと依頼主の元に向かった…

黒「わぁ……。すごい…」

1歩1歩歩く度に若くなっていく。
そして、丁度写真ぐらいの年齢になった時

女(オカエリ。)

(……タダイマ……ナノカナ？)

女(…モウ…ハナサナイカラ。)

(ウン……ズットイッショ！)

2人はハグをするように抱き合い…消えていった…

黒「何か、凄かった。」

紫「まぁ、最後ぐらいいい姿でいたいじゃん
だから、あの人は子供に戻ったんだよ……」

黒「そっか…はぁ……なんか疲れた。」

白「お疲れ様！初めての依頼どうだった？」

黒「…そりゃ、生きてる時に会わせたかったけど…
最後の姿見て…良かったのかなって…」

だって、子供の姿になるって…
ずっとずっと思ってたってことでしょ？

紫「そういえばさ、お前ずっと携帯なってるぞ」

黒「あ！そうだった……大事なこと忘れてた。」

しょっぴー達に会ってもらうんだった。