伝えたいこと (ページ15)

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黒side

白「あったね、依頼者の本体。」

「なんだお前ら？これが気になるのか？」

3人で見ていると店員さんに話しかけられた。

紫「この日本人形って……」

「これは、俺が店を引き継ぐ時からあったやつだよ。」

ちょっと待って…あんまり若そうに見えないし
どうゆうこと？

白「この日本人形って買えますか？」

「ごめんな、それは売り物じゃないんだ。」

黒「じゃあ、この日本人形ってどうやって手に入れたか
ご存知ですか？」

「あぁー、俺の婆さんがこの店の店主だったんだが…
確か、その頃はこの辺たくさん店があって沢山の人で賑わってたんだ。
で、ある時1人の女の子が急に倒れ込んでな…
救急車で運ばれたんだ。」

その女の子ってまさか…

「その日本人形はその子が持ってた人形だよ」

黒「その女の子は今どこに？」

「さぁ、俺もずっと待ってるんだけどな、
婆さんがいつか取りに来るかもしれないからって」

もしかして、女の子ってもぅこの世に……。

紫「…………少し進んだけど…。困ったな。」

お店を出てとぼとぼ歩き始めた。

黒「まさか、こんな前の話だとは思わなかった…」

白「確かに……、え？っちょ！めめ！危ない！」

俺は前を見ていなかったから
咄嗟に動けずそのまま何かにぶつかり…目を閉じた。