Pediophilia : tn : �� ページ40
帰り道、Aの手を握ったままゆっくりと歩く。
Aの方をチラッと見ると、下を俯き悲しそうな表情をしていた。
tn「 俺に買われて、嫌だった？」
『 ...！ ... (ﾌﾙﾌﾙ) 』
Aは静かに首を横に振った。
tn「 元のお家に帰りたいから？」
Aは、ハッと顔を上げ俺を見る。
『 なんで、わかった、の？』
tn「 君、人間じゃん。手あったかいし、それに喋り方も人形の喋り方じゃない。」
『 ... よくわかりましたね。』
tn「んで、どすんの？家帰んの？」
『 え？』
Aは驚いたように俺を見る。
tn「 帰りたいんじゃないの？」
『 ... で、も、また、あのお店に戻されたら、って、』
tn「 ... 住所がバレてるから帰るに帰れないと。」
『 はい... 』
tn「 じゃあ、俺んとこ来る？」
『 え、？ 』
tn「 嫌なら大丈夫だけど、」
Aは嬉しそうにこくこくと頷いた。
まあ、最初HAPに行ってからかな...
はじめさんに言わないと。
tn「仕事場行かなきゃいけないんだけど、一緒に来れる？」
『 大丈夫です...！ 』
俺はAを連れ、HAPへと向かった。
tn「 ただいまですー。」
階段のとこからひょこっと顔をのぞかせているはじめさん。
hjm「 お、たなっち、おかえr... その子は？」
Aを見た途端、表情が変わった。
tn「 今日買ってきた人形なんです。よく出来てますよね。」
hjm「 ... へぇ。よろしくね、Aさん。」
tn「 ... あれ？なんで名前知ってるんです？」
hjm「 いや、実は俺もあそこの店行ったことあってさー、そん時に見かけたんだよね。」
tn「 そうなんですね。まあ、この子、俺の家にいさせることにしたんでよろしくお願いしますね。」
hjm「 そうなんだ！わかった。」
はじめさんに許可貰ったし。Aを連れて帰るか。
外に出て少し歩いた頃、
Aは震えた声で俺に問いかけた。
『 ... はじめ、さん、って、えと、苗字は？』
tn「 ん？江田だけど。なんで？」
『 そ、う、なんです、か。』
それ以降、Aは家に着くまで何にも喋らなくなった。
体も小刻みに震えていたし、
.... はじめさんが怖いのかな？
___________
Pediophilia : 人形愛好家
Pediophilia の解説→←Pediophilia : tn : ��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奧村(プロフ) - yuyuさん» 新作の方読んでいただきありがとうございます。ご期待に応えられるよう頑張ります´`* (2019年8月6日 11時) (
レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
yuyu - sinsaku mimasita!! ganbattekudasaine. (2019年8月6日 10時) (レス) id: 30371127ec (このIDを非表示/違反報告)
ペコ - 奧村さん» やっぱ、書かないことにします。なんか、罪悪感湧いてきました。これからも頑張って下さい！ (2019年7月19日 18時) (レス) id: d6a2adbe5a (このIDを非表示/違反報告)
奧村(プロフ) - ペコさん» 内容が違うというなら大丈夫ですが... それはご自身のご判断でお任せいたしますね。自分からあーだこーだ言う気はないので。 (2019年7月18日 0時) (レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
奧村(プロフ) - 残酷ピーナッツさん» そう言っていただけて嬉しいです！(´∀｀*) こちらこそありがとうございます！(○´ｰ`○) (2019年7月18日 0時) (レス) id: e594d6249d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奧村 | 作成日時：2019年6月15日 16時
