Paraphilia : 異常性壁

Haematophilia : yh ページ10

(やふの惑星様よりリクエストを頂きました。
誠にありがとうございます。
A様は男主でございます。)


昨日撮った動画の編集をしている時、



ガチャリと部屋の扉が開いた。



『 おい、やふ。』



そこには怒った顔をしたAがいた。



Aは俺の幼馴染であり、はじめさんに許可を取ってAもこの家に住んでいる。



動画には出ないが、たまに声が入ってしまうこともありコメント欄でリスナーたちは困惑している時もある。




まあ絶対に俺が嫌でも動画には出させないけど。





「 どした？」




『 ( ﾍﾟﾁｯ ) 』




っ....



Aに頬を叩かれる。




『 やふ.. なんで昨日はじめさんとあんなベタベタしてた.... 僕だけのやふじゃないの？』





「 .... ごめん。編集でどうしてもわからないところがあってさ。」



『 なんで僕に相談しないの？幼馴染がそんなに頼りないのかよ！！！ やふはいっつもそうだよな！！！！幼馴染の僕がいながら、他の人にベタベタしてさ！！！！』




Aは、目に涙を浮かべながら俺を怒る。






あ〜...かわいい。




なんでこんなにAに怒られると興奮するんだろ。






「 ごめんって... 」






『 ごめんだけじゃわかんねぇよ！！！！！ようへいは俺のこと嫌いなのかよ！！！！』





その言葉に俺もプチっと来てしまった。





「 ごちゃごちゃうっせぇなぁ。Aに頼ってばかりだと負担もかかるだろうし、俺は俺なりに考えてんだよ。そんなのもわかんねぇの？？？幼馴染失格だな。」




強く俺が言うと、Aは、また目に涙を浮かべぽろぽろと泣き出した。




『 ごめ...ごめん...ｯ... ひっく... ようへいが誰かに取られるんじゃないかって思って....僕だけのようへいだよね...？ 』





「 うん。Aだけの俺だから。安心しなよ。」





Aはこくりと頷くと、俺をぎゅっと抱きしめた。





「 ごめんな。」





『 僕こそごめん... 』





そのまま、何分か抱きしめあった後、Aは部屋から出て行った。





「 Aの怒り顔と泣き顔可愛いなほんっと...
俺のために怒ってくれてるなんて、









ほんっと興奮する.... 」



今日もAを嫉妬させるようなことしないと。



明日もいっぱい怒ってもらって、Aを泣かせないとね。




いーっぱい俺のこと叱ってね。




俺のA。






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