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4月、新学期。
今日から私は3年生。
高校生最後の年。
何もかも“最後”という言葉がついてまわる年。
そして受験生でもある。
今まで以上に勉強も頑張らなくちゃいけない。
そう考えると、
あの時蓮と別れて正解だったような気もする。
蓮はきっとサッカーで特待をとるだろうから
部活は引退せずに今年もサッカーに打ち込むんだろうなあ。
私は勉強。
目標の大学に合格出来るように、頑張るんだ。
そんなことを考えていたら、
いつの間にか学校はもう目の前で
生徒たちが久しぶり〜と声を掛け合っている。
ひな「A!おはよ!」
「ひなちゃん!おはよ!久しぶり!」
ひな「今年も同じクラスだといいな〜」
「大丈夫だよ、希望出したクラス同じだもん!」
そう、私たちの学校は
2年生で文理を選ぶように、
3年生でもまた更にクラスを選ぶことが出来る。
私たちの希望は社会系の授業数が多いクラス。
2年生の新学期、たまたま席が前後になった。
そしてたまたま2人とも日本の歴史に興味があって、
あっという間に意気投合。
2年生の後半に行った3年次のクラス選択も
迷うことなくこのクラスにした。
ひな「あった!!A!同じだよ!!」
先にクラス発表を見に行ったひなちゃんが
きゃーーーーー!!と叫びながらこちらへ走ってくる。笑
「ひなちゃん落ち着いて?笑」
ひな「落ち着けるわけないよ!
またAと一緒にいられる!!」
「早く行こ!」とひなちゃんに腕を引っ張られて
一緒に走り出す。
この時は、この後衝撃的な事実を知ることをまだ知らない。
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Ryuna(プロフ) - ななさん» コメントありがとうございます😖皆様に楽しんで頂けるようなお話が書けるよう頑張ります!! (2021年11月29日 7時) (レス) id: 15daca4bb2 (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - テスト頑張ってください!次の更新も楽しみにしています😊 (2021年11月29日 0時) (レス) @page32 id: 389e3db5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Ryuna | 作成日時:2021年11月2日 19時