洗濯事情４ ページ24
その夜……
「ジミンちゃん…」
いつものようにリビングで寝ていたらヌナの声が聞こえた。
「…ん……ヌナ？」
薄く目を開くと、彼女の顔がぼんやりと見える。
そして徐々にピントが合ってくるとその衝撃の姿に驚いて声を上げてしまった。
「え！？」
なんと下着を着けただけの格好でヌナが僕の足の間に座っていたのである。
しかもそれというのはちょうどさっきまじまじと見ていたあのブラだった。
「ちょ、ど、どうしたの？」
焦って体を起こすとヌナが僕の首に腕を絡めてきた。
自然と身体が密着すると心臓がバクバク音を立てる。
「ふふ…ジミンちゃん可愛い」
そう言って胸をぐいっと押し付けてきた。
僕はゴクリと生唾を飲み込む。
これ、一体何のご褒美？
どうしたらいいの？
頭は完全に混乱していたけれど、僕の手はしっかりヌナの腰に巻き付いていた。
まぁ、そこはね…男の子ですから。
すべすべの肌の感触が気持ちいい。
「ね…ヌナもう我慢できない…」
うるうるした瞳で見つめられるとたまらない気持ちになってくる。
「が、我慢って…」
むしろ僕の方が我慢できないんですけど…。
「…しよ？」
唇が触れそうな距離で囁かれ、その瞬間僕の理性は粉々に打ち砕かれた。
「…っ……ヌナ！」
思い切りガバッと抱きしめたところでハッと目が覚める。
「え……夢……」
まぁ…そうだよね。
うん、薄々感じてた。
だってありえないもん。
「はぁ……」
何だろう。溜まってんのかな。
それともヌナに対する欲望の表れ？
そう考えると何だか彼女を汚してしまったようで後ろめたい気持ちになった。
いや、まぁ正直なところを言えば、その先の展開をもう少し見たかったというのはある。
まさにこれからってところだったのに…。
なんとも言えない悔しさを感じた。
「あ……」
ふと下半身に違和感を感じると、ガクッと肩を落としてしまう。
「マジか……中学生かよ…」
はぁ…と僕はもう一度ため息をついた。
「洗濯しよ…」
気だるい体を引きずるようにして洗面所に向かった。
洗濯事情------終わり
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
