お迎え１ ページ17
「や…やっと終わった…」
頼まれたプレゼン資料の作成に追われ残業していたらもう11時を回っていた。
完全なワーカホリックだ。
さっさと帰ろうと支度をしていると携帯が光った。
開いてみるとジミンちゃんからのカトクで気分が一気に明るくなる。
「バイト終わったから今から帰るね」
「お疲れー(^^)私も今やっと仕事終わって帰るところ」
「まだ会社にいるの？」
「うん、そうなの。ごはん適当に食べててくれる？」
「迎えに行ってもいい？」
「え？今から？」
「うん、前ヌナの会社教えてもらったから分かるし」
「わざわざいいよー。帰って家でゆっくりしてて？」
「いいから。もう遅いし迎えに行く。15分くらいで着くから下で待ってるね」
という返信が来て連絡は途絶えた。
ジミンちゃんて一度言い出したら聞かないよな。
でもそういう意外にナムジャなところもまたいいとか思っているから私ほんとにジミンちゃんにメロメロだわ。
それから帰り支度を済ませ、崩れまくっているメイクを適当に直してから外で待つことにした。
「あ、ジミンちゃーん」
こちらに向かって歩いてくるジミンちゃんが見えたので手を振る。
するとなぜか怒ったような顔でズンズン近づいてきた。
「もう、外に出てたら危ないじゃん。着いたら連絡しようと思ってたのに」
「ご、ごめん。そうだったんだ」
「夜遅いんだから、今度からは僕が着くまで会社の中にいてね？」
「はーい」
今度ってことはまた迎えに来てくれるつもりなのかな。
もう私28だし、若い女の子みたいに変なのに絡まれたりすることもほぼないんだけど…。
ジミンちゃんは優しい子だな。
「じゃ帰ろっか」
「うん！」
そして手を繋いで歩き出した。
こないだのデート？以来一緒に歩くときは手を繋ぐのが決まりみたいになっていて
むしろ繋いでないとなんか落ち着かないという感じだ。
こんな可愛い男の子と手を繋いで歩けるなんて…私は本当に幸せ者だと思う。
「ヌナお腹空いてない？」
「めっちゃ空いてる」
お昼ごはん以降何も食べていないせいでお腹はぺこぺこだった。
「ふふ、やっぱり。何か食べてく？」
「食べてくー！」
ということで、この時間でもまだ開いているお店に入ることにした。
「カルグクスにしよ」
「僕はビビングクスにする」
ジミンちゃん可愛い顔して結構辛いの好きだよな。
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
