遊園地１ ページ49
「ジミンちゃーん、今日は思いっきり遊ぼうね！」
「うん！」
そんなわけで、本日私達はソウルの某有名テーマパークにやってきております。
「ねぇねぇ、あれジミンちゃんに付けてほしい」
私が指差したのは目の前のお店に並んでいたうさ耳カチューシャだった。
「いいね。２人でつけようよ」
「え、私はいいよ。ジミンちゃんが付けてくれたら満足だから…」
年齢的にも見た目的にもカチューシャはまずい気がする。
「ヌナが付けてくれないなら僕も付けない」
珍しく意地悪を言うジミンちゃん。
「えーそんなぁ…」
「どうする？」
その目はどこか挑戦的だった。
「…うー……付ける」
もちろん私の完敗である。
だってだって、どうしても見たいんだよ、ジミンちゃんのうさ耳が。
「じゃあヌナは猫耳ねー」
気づけばすでに私の分が選ばれていた。
そしてカチューシャを買い、付けてもらうと…
「かっ、かわいい〜〜！！」
予想を上回る超ド級の可愛さにカメラのシャッター音が止まらない。
「もうもう！可愛すぎるんだけど！」
我慢できずにいろんな角度から撮らせてもらった。
「ちょっと…ヌナ、落ち着いて」
するとジミンちゃんが困惑した表情で私を見た。
「へ？」
撮るのに夢中になっていた私はその時やっと周囲の視線に気づく。
「あの…みんな見てるから…」
ジミンちゃんが恥ずかしそうに俯いた。
「ご、ごめん…」
冷静に考えると、完全にアイドルとオタクの図だった私達は周りから恐ろしく浮いていた。
可愛さって時に人を狂わすよね。
今後は気をつけようと心に留めた。
「ヌナの猫耳も可愛いね」
ふわふわの耳を撫でられる。
「そ、そう？大丈夫？」
「すごい似合ってるよ。やっぱ猫耳にして正解だったな」
うんうん、となぜか満足げだった。
まぁ、ジミンちゃんが喜んでくれたらなんでもいっか。
「じゃあ最初はあれに乗ろっか」
「うん！」
アトラクションが沢山あるので事前にどれに乗るか決めていたのだ。
私もジミンちゃんも絶叫系はダメなので映像で楽しめるものとかを選んでいる。
「わぁ、1時間待ちだって」
「そうなんだー」
さすが土曜日だけあってなかなかに混み合っていた。
「どうする？」
ジミンちゃんが私の顔を覗き込む。
「並ぼうか」
「え、いいの？」
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もりぞう(プロフ) - すみれさん» ありがとうございます！！嬉しいです(^^) (5月31日 11時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵なお話ですね。 (5月19日 18時) (レス) @page28 id: edc49f412e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - miiさん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえてとても嬉しいです(^^) (2021年8月18日 20時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - はい、好きー (2021年8月18日 7時) (レス) id: d47eb74ff4 (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - けろるさん» コメありがとうございます！最高過ぎなどと言ってもらえて本当嬉しいです(〃ω〃)これからも頑張りますー(*´∇｀*)よろしくお願いします！ (2019年2月25日 22時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年2月3日 20時
