サプライズバースデー３ ページ10
なんて辛いセリフだろうか…。
もはや私が泣きそうだ。
まぁ、 今泣くわけにはいかないんだけど…。
「何に疲れたの？
ヌナに嫌な思いさせてた？
ねぇ、ちゃんと話そうよ」
眉を寄せて今にも泣きそうな顔をしながら私の手を掴む。
「…もっと普通の恋愛がしたいの。
ジミンちゃんとはもう付き合えない…。
ごめんなさい」
辛すぎて目を合わせられない。
俯いたままそう告げると、ジミンちゃんがグイッと私の手を引いた。
「もう付き合えないって…
ほんとに…急に何？
昨日まであんなに仲良くしてたのに…」
突然のことにかなり戸惑っているようだ。
そりゃそうだよね…。
つい昨日までいつも通りにカトクで連絡も取り合っていたし、混乱するのも無理はない。
しかし…
サプライズ成功のためにはここでやめるわけにはいかないのだ。
「とにかく…もうジミンちゃんのこと好きじゃなくなったの。
お別れしよ」
はぁぁー…辛い！辛すぎる！
なんでこんなこと言ってるの私ー！
心の中の本当の自分がのたうち回りながら苦悶する。
「嫌だ。別れたくない！
お願い。考え直してよ。
ダメなところがあるなら直すから…ね？」
ジミンちゃんが縋るように見つめる。
「直して欲しいところなんてないよ。
私の気持ちが冷めただけだから…」
「なんでそんなこと言うの…
…僕ヌナがいないとダメだよ。
大好きなんだ…誰よりも愛してる…」
握られた手に力がこもる。
「お願い…僕を捨てないで…」
す、す、捨てないヨォォーーー！！
心の中で絶叫する。
ああ、こんな可愛いジミンちゃんになんつーことを言わせてるんだ私…。
もう耐えれない。
逃げよう。
「ごめんねジミンちゃん。
もう私達終わりなの。
今日のパーティーも３人で楽しんで」
そう言ってくるりと背を向ける。
「やだ！待って、行かないで」
今度は腕を掴まれた。
「は、離して…」
芝居とはいえこれ以上続けたら私の精神が壊れる。
とにかく早くここから立ち去りたくて腕を振りほどこうとしたけれど、がっちり掴まれていて離すことができない。
「……ねぇ、ほんとは他に好きなやつができたんじゃないの？」
それは今まで聞いたことがないような低い声だった。
胸のあたりがひやっとする。
「え？い、いないよ。そんな人」
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もりぞう(プロフ) - ぱくちむさん» コメントありがとうございますっ！ジミ付終わっちゃいましたー！わぁ(>_<)大好きな作品だなんて嬉しいです。。更新楽しみにしてもらえてたんですね(；ω；)ありがたい。。お気に入り残してて下さるのですかぁ！読み返してもらえるなんてめちゃ嬉しいです(＞＜)！ (2019年11月11日 22時) (
レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぱくちむ(プロフ) - ジミ付終わってしまったぁぁぁ。。ほんとに大好きな作品で更新楽しみに毎日過ごしていましした！終わってしまってもずっとお気に入りに残して読み返しますよ(^_^*) (2019年11月11日 21時) (レス) id: dac986fb0e (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - レーズン君さん» コメントありがとうございます！ついに完結してしまいましたぁ！ぐはぁ(>_<) ハイ！ジミンちゃんのプルプル唇はレーズン君様のものです(//∇//)テギペンの方に結婚したいとまで思って頂けて嬉しいです(；ω；)最後まで読んで下さりありがとうございました！！ (2019年11月11日 21時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
レーズン君 - ぐけぇっついに完結してしまっているとはぁっ！ぐはぁっ、パパの唇はママのものって、、そうだよぉ〜！！ジミンちゃんのプルプル唇はわたしのものだぁっ！！(((すいません。 テギペンな私でもジミンちゃんと結婚したいと思った。素敵な作品ありがとうございましたぁ！ (2019年11月11日 17時) (レス) id: ded597644a (このIDを非表示/違反報告)
もりぞう(プロフ) - strawberryさん» ありがとうございますーー！！毎日キュンキュンしてもらえてたんですか(＞＜)よかったぁ！！トップに入ってるのですかー！(；ω；)うう嬉しすぎる…涙。こちらこそ最後まで読んで頂きありがとうございました！！次回作も楽しんでもらえるよう頑張りますぅ！ (2019年11月10日 11時) (レス) id: a002e2b5b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もりぞう
| 作成日時：2019年9月16日 21時
