【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ10)

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戦闘訓練は、『敵側』と『ヒーロー側』に分かれて、2対2の屋内戦らしい。

みんなにいっぺんに質問されて、「ショートクタイシ」って言ってたけど、ショートクタイシって何？

「ねぇ、と…………トロロキ？だっけ？」

「轟です……。言いづらければ焦凍でいいです。で、何か？」

「おっけー、ショートね！ショートクタイシって何？」

「聖徳太子はこの国の偉人です」

「誰かの為になるような事を成し遂げた人って事か。じゃあ初代も偉人って事になるのね」

そして訓練の内容にイマイチついていけない。
カクヘーキって何だよ……。
アレかな？フェイスみたいな奴かな？

というか。

「オールマイト先生？私はどうしたらいいんですか？」

「フロックハート少女は、私が決めた二人と対決してもらうよ！君の実力を見ておきたいしね！」

「1対2で大丈夫ですけど…………それならオールマイト先生の方がいいんじゃないですか？」

「それは今度の楽しみにとっておくよ！まぁアレだな！君を見た生徒達が、君を越えられるように頑張ろうと思ってくれればいいかな、と言った感じかな！」

「plus ultra、ですか」

中々いい校訓？だよなぁ。帰ったらみんなに教えてあげよーっと。

最初の一組以外は大きな怪我もなく無事終了。
そして私は

「アリス少女対爆豪少年と轟少年！」

「えっ、マジ？」

アリス先生どんまい、とか口々に言われてるんだけどさ。私そんなに弱そうに見えんのかな。

「私敵側でいいかな？いっつも何かを守る側だったから、敵側の考えってのを知りたいの。そうしたら、闇ギルドの殲滅に役に立つしね」

「俺ら二人に一人で勝てると思ってんのかよ」

確実にナメられてる。

「カツキもショートも、全力出してかかってきなよ。さっきデク？に打ったあのやばい奴も使っていいよ」

私がそう言ったらオールマイト先生含めた全員が、目を見開いてた。
私は宝石造形で『come on』と彫られたトロフィーのような物を造る。

「ナメてかかってると痛い目に合うよ？私は、妖精の尻尾の最強魔導士候補の一人なんだからさ。まぁ、これからはめんどくさいから敬語はなくていーよ！他のみんなもね！歳そんなに変わんないし」