【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ8)

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「私がいた世界はね、ここよりすっごく無法地帯？って感じ。

魔法の使用は自由だし、闇ギルドだって存在する。
もちろん、評議員っていう警察？の代わりみたいなのは存在するよ。

移動手段だって馬車か鉄道。
まぁ、魔導四輪はあるけど……」

「ちょっといい？」

「ん？」

「闇ギルドと魔導四輪って何？」

「ギルドって一括りにしても、いくつも種類はあるんだよ。正規ギルド、闇ギルド、独立ギルドにトレジャーハンターのギルド、商人のギルド…………まぁ色々あるね。

正規ギルドは評議員に認められた、ちゃんとしたギルド。
闇ギルドは、本来してはいけない暗殺や黒魔術信仰とかの違法行為をしてるギルド。こっちでいう、敵？の団体みたいな。
独立ギルドはこのどちらにも属さないギルドね。

魔導四輪はSEプラグってのを魔導士に繋いで、魔力を原動に走る車の事」

「ほぁー、ものすごい世界におったんやな。こっちとは大違いだ」

「そうだね、私も……昔は大変だった」

みんな生きるのに必死だった。
小さな村とか街は、すぐに滅亡してるイメージあったよね。

ゼレフ書の悪魔とかのせいでさ……。

「私、滅竜魔導士って言ったじゃない？その名の通り竜を倒す魔法なんだけど、小さい頃は竜に育てられたの。で、滅竜魔法を教えてもらった。でもある日、その竜がいなくなっちゃった」

なんかみんな、色々突っ込ませろみたいな顔してるよね、うん。判る、気持ちは判るよ←

「どうやって生きてくのかも判らない。同い年くらいの子供達はお店から食料とかよく盗んでたな……。もちろん追いかけられて、捕まって暴力振るわれて。死ななきゃラッキー、ぐらいの世界だった」

あっ、やべ。みんな暗い顔してる……。
やべっ。なんかゴメン！！

「まあ私は運良くね！宝石造形なんていう能力に恵まれて、それでお金稼いでた！妖精の尻尾のマスターに拾われて、仕事をして……。私はそこで育ってきたんだ」

「フロックハートせんせい"い"い"！」

「わっ⁉」

何でオチャコが泣きそうになってるの⁉

「私達とそう年齢は変わらないのに凄いですわ……！」

「あはは、たしかにね。私達みたいなのからしたら、ここはすっごく安全だと思う。だから、精一杯努力して、プロヒーローになって、ちゃんと大人になってね！」

その後は楽しくお話したよー。
なんか、こういうのもいいかもね。