【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ33)

今日:31 hit、昨日:2 hit、合計:62,902 hit

story30 ページ33

「リカバリーガールッ！来ましたよ～！」

「おや、来たかい」

治癒の魔法を使いこなせるようになりたくて、リカバリーガールにコツを教えてもらう。

ショートは椅子に座って私を見守ってくれるらしい。
色々と教えてもらって、まずは魔力の底上げをしてみようと思う。

怪我してる部分に負担がかからないように床に座り、目を閉じる。
大魔闘演武の合宿でルーシィがしてたのを真似してみてるんだよねぇ。

集中すると、魔力が上がるのが判る。元々第二魔法源で(無理矢理)ウルティアに鍛えられたのもあって、すぐに終わりそう。

「治癒………………治癒………………………………治す…………………………傷…………大切なもの………………」

なんとなくブツブツと呟いてると、掌に力が集まるのが判った。
そのまま

バンッ！！！！！！

床に右手を叩きつけた。

「お」

「これは……！」

私の体の下に緑色の魔法陣が現れる。
それは突然光り出して、私の体を包んだ。

「おー！コツ掴めた！」

やがて光が収まると、私の怪我はしっかりと治っていた。

「今後は自分に使う特訓だね。私の治癒力活性化よりいいものだ。頑張って伸ばしていくよ」

「はい！」

それでも今日一日は念の為車椅子を強いられました。
あーるーきーたーいー！←

「今日は私一旦家…………と言ってもホテルだけど、そこに帰るね。何日もお世話になるわけにはいかないからさ」

そう言うと、何日でもいていいと言ってくれた。
一瞬甘えそうになったけど、ご家族に迷惑だしね。

「じゃあいつか一緒に住もーよ」

これがプロポーズの言葉に匹敵するって、後から理解して一人で赤面した。
それと、無責任な事言っちゃったなぁって、後悔した。