【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ31)

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「戦い？」

「まさか…」

「まだヴィランが───！？」

「雄英体育祭が迫ってる！」

体育祭？何それ……？

「「「「クソ学校っぽいの来たあああ！！！！」」」」

「警備は例年の5倍に強化するそうだ。
何より雄英ウチの体育祭は……最大のチャンス。敵ごときで中止していい催しじゃねえ」

何それすごい。
あれかな？大魔闘演武みたいな奴かな？

「当然、名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる……。
時間は有限……プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。

年に一回……計三回だけのチャンス。
ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ！」

すっっっご！！
私もヒーロー志してみたーい←
てか今回の依頼に、S級魔導士が必要だったのはアレなんだね。プロヒーローの資格与えられるからなんだね←

「オイアリス」

いつの間にかHRは終わってたみたいで、カツキが話しかけてきた。

「ん？なした？」

「お前は体育祭に出んのか？」

「え、出るわけないでしょ。何言ってんの」

カツキがぽかんとした瞬間、教室のドアが勢いよく開いた。

「アリスさああああああん！俺ら体育祭出れないってまじ⁉」

「うるさいのが増えた…………」

言わずもがな、犯人はスティング。
体育祭出たかったのか……。

「当たり前でしょう？私とスティングが出たら優勝と準優勝決まってるようなモンじゃない。馬鹿なの？」

「「「「ざっくり言った⁉」」」」

めっちゃ突っ込まれた……。

「だってスティング、私の弟子だもん。びしばし鍛えるのが普通でしょ？」

アリスさん強すぎて一回も勝てた事ないから挑戦したかったのに…………。と言うスティングを押し退けて、カツキがすごい顔で話しかけてくる。

「優勝と準優勝が決まってるだぁ……⁉ テメェ何でそんな事言えるんだよ、あ"あ"⁉」

「やってみなきゃ判らないなんて生易しい事考えてるでしょー？いいよ、放課後私と勝負しよっか！」

そう言ったら(カツキを除く)全員からやめとけって言われた。
ショートに至ってはめっちゃ怒ってる。

「大丈夫～！きっとすぐに勝つから」