【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ4)

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緑谷side

個性把握テストの説明を聞いてた途中、何もなかった場所に扉が現れた。

誰かの個性か何かかな？

キィ……と少し控えめに開かれたドアから出てきたのは、すごく綺麗な金髪の女性だった。

ゆっくりと歩き出したその人は

「ひぎゃっ」

顔から盛大に転んだ。

A組全員の心の声が聞こえた気がする……。
大丈夫かな？

なんて思ってると、相澤先生がその人の元に行って、脳天にチョップしてた。

何故。

まぁ、先生が攻撃(チョップ別)してないから、敵じゃないんだろうけど。

ノースリーブのワンピースを着てるその人は、痛そうに頭を抑えながら抗議してる。

それにしても、スカート短くないか⁉
ワンピースもシャツみたいな素材で、前にボタンがついてる奴。
シャツタイプのワンピースなんだろうけど……。

「どれが名前？アイザワ？」

ん⁉ 普通判るよね⁉
日本語話してるから日本人だと思ってたけど、外人さんなの⁉

「アリス・フロックハートです！」

と、これまでより少し大きめな声で名前を言った彼女は、校舎の中に入って行った。

「「「「相澤先生！！！！！！あの綺麗な人は誰ですか⁉」」」」

うわぁ、そりゃみんな食いつくよね。

「あ？あいつはこのクラスでお前らの個性を伸ばすために学校側が雇った人間だ。あとで戻ってくるだろうから、その時に質問でも何でもしろ。よし、テスト始めるぞ」

うーん…………。
彼女は一体誰なんだろう。

プロヒーローであんな人見た事ない。かと言って僕らと同い年かって考えてももう少し大人な感じがするし……。
というか纏ってる雰囲気がなんか僕らとは全然違う。プロヒーローとも違う。先生とも……。

「デク！ごちゃごちゃうるせえ！」

「はっ、かっちゃん！」

かっちゃんは手を爆破させながらすごい顔してあっちに行ってしまった。

そうだ、まずテストだ！
最下位は除籍処分とか辛すぎる！！