【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ28)

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結局くるんかい！

「オールマイトとフロックハートさんから離れろ！！」

戦おうとしたらデクがめっちゃ速く飛んできた。

手の奴がデクの頭を掴もうとしたけど、その手に銃弾が入る。

「来たか！！」

増援キタァァァ！
ん？この匂いは…………。

「ごめんよ皆、遅くなったね
すぐ動ける者をかき集めてきた！」

「1-Aクラス委員長飯田天哉！！ただいま戻りました！！！」

「あーあ来ちゃったなゲームオーバーだ……。帰って出直すか黒霧……。その前に君を」

「誰が行くか馬鹿が！これでも持って帰りやがれ！！」

咄嗟に造った金剛石を、何個かぶん投げてやった。

「今回は失敗だったけど……。今度は殺すぞ平和の象徴オールマイト。それと魔導士ちゃん、またね」

こっちは二度と会いたくないです。

「……何も……出来なかった..」

落ち込んでるデクを、オールマイトが慰めてる。

「みんなは怪我ない？」

「だからテメェの方が大怪我してんだろうが！！あとさっき何でアイツらにあんなもんくれてやってんだ！」

「ん？ああ、アレ？触れたら割れて炎が飛び出すオマケ付きの金剛石よ。せいぜい火傷でもするがいいわ。ジュエリーメイク、パンドラの箱ってね」

「おい」

「ショート！無事？イストリヤって奴に何もされてないよね⁉」

「俺の事より自分の事だろ！！こんな……怪我して…………」

「はははっ！これよりずっと酷い大怪我した事あるし、大丈夫だよ。なんともな…………あれ」

ふらーっと後ろに倒れる。頭またぶつけるのかー、なんて呑気な事考えてたら、懐かしい匂いに包まれた。

「何でこんな無茶してるんですか、アリスさん！！！！！！」

「はははー。ったく、遅いよスティング」

「すみません、B組の子達と話してたら遅くなりました」

なるほどねー、B組の教師はスティングだったのか。

「ごめんショート。抱っこしてください。もう全身くったくただよ……。コスチューム汚れちゃうかもだけ……ひゃあっ⁉」

お姫様抱っこ⁉ 待って恥ずかしい！

「治ったらみっちり説教な。あと汚れなんか気にするな」

「あ、ありがとう…………」

うん、エイジローからかうのやめようか？

「え、アリスさん。この頭おめでたい奴誰？」

「おめでたいのはあんたの頭ン中でしょーよ。ショートだよ。私の彼氏」

「ええ⁉ あんな恋愛に興味なかったアリスさんがァ⁉ 彼氏ィ⁉」

うっさいスティング。そう言おうとして、眠っちゃった。