【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ25)

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story22 ページ25

「雪竜の咆哮！！！」

「ストーリー、炎のページ。炎のページは獄炎のページ」

私の咆哮を炎で相殺してくる。
なら！

「火竜の咆哮！！」

「ストーリー、水のページ。水のページは深海のページ」

「くっ……！！」

「水でべしょべしょね。ならこれで…………終わりよ。ストーリー、雷のページ。雷のページは放電のページ」

「あ"あ"あ"あ"あ"あ"！！！！！！」

ばちばちと音を立てる雷。
いったぁ⁉

それでも何とか踏みとどまる私を見て、イストリヤは目を丸くさせる。

「あら？人間って感電しても生きてられたかしら……⁉」

「妖精の尻尾のメンバーは…………お前が思ってるよりずっとタフなんだよ！」

「まあいいわ。今度こそこれで終わりにしてあげる。ストーリー、黒のページ。黒のページは魔障粒子のページ。さぁ！これで本当に終わりよ。あなたも私も、魔障粒子に侵されて死ぬのよ！」

「そんなの……凍らせてやるわ！！

滅竜奥義！白魔・六華細雪！！！」

「なっ…………やめっ………………きゃあああああああ！！！！！！」

「はぁはぁはぁ……」

飛ばされてきた本を手にとって、パラパラと開く。
あれっ。一ページ…………ない？

「高度生体リンク魔法…………なるほどね」

そのページを破り取り燃やす。
そうするとイストリヤは本に戻って燃えてった。

「ショート……無事？」

球からショートを出して、走って中央広場に向かう。
本は服の袂に入れといた。

「お前の方が無事じゃないだろ……。肩は？」

「へっ⁉」

「どうした？」

「いや…………怒られるのかと」

「それは敵を撃退してからだ」

「ゔっ…………。今は全然痛くないよ。アドレナリンどっばどばだからかな」

結局怒られるのか……。

噴水の所に駆け付けた時、デクとオールマイトがいた。

けど、捕まってる。
そしてカツキが黒霧に殴りかかってた。

エイジローとカツキとショートと連携して、オールマイトを助ける。

「くっそ！！いいとこねー！」

「スカしてんじゃねえぞ！モヤモブが！！」

「平和の象徴はてめぇら如きに殺れねえよ」

「デク！腕怪我して……！！」

「かっちゃん……！みんな……！！ってかフロックハートさんの方がひどい怪我だよ⁉」

あ。オールマイト脱出した。