【僕のヒーローアカデミア】魔導士、ヒーローになります！ (ページ22)

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「そんじゃあまずは……」

「っ、何…………この気配」

しかも誰も気付いていないの……⁉

！！！
いや、アイザワさんは気付いた。

黒い霧のような物が現れて、その中からたくさんの人が現れる。

「「一かたまりになって動くな！！」」

「13号！フロックハート！生徒を守れ！」

「何だアリャ！？また入試ん時みたいなもう始まってんぞパターン？」

「違うわ、動かないで。あれは貴方達の言うところの、敵、よ」

何でこんなところにいるわけ⁉
って………………は？

「一人、人間じゃないのが紛れ込んでるみたい」

「え？」

「13号にイレイザーヘッドですか……。先日頂いた教師側のカリキュラムではオールマイトがここにいるはずなのですが……」

「それに……雪妖精さんもいるわ♡ 冥府の門が今度こそ妖精を狩り尽くす」

オールマイトを殺すとか言ってるけど、私にはどうでもいい。
人間じゃない匂い、私の異名を知っている…………そして、冥府の門。

「何でここに冥府の門の仲間がいるわけ……⁉」

侵入者センサーはあるらしいけど……

「現れたのはここだけか学校全体か……。何にせよセンサーが反応しねえなら、あっちにそういうこと出来る個性がいるってことだな」

「ここは校舎と離れ、隔離された場所……。そこに私達が入る時間割……。一見考えなしの馬鹿だけど、阿保って訳じゃない。これは何か目的があって用意周到に画策された奇襲……」

くそっ、どう倒……は⁉

「アイザワさん⁉ 一人で戦う気⁉ その中には人間じゃない奴も混ざって……」

「一芸だけじゃヒーローは務まらん……13号、フロックハート！任せたぞ」

手がたくさん付いてる奴と黒い霧の奴。
そして、本を片手にクスクスと笑う女…………もとい悪魔。

何を考えてるわけ？